ART

2024.12.06

草間彌生の死生観をテーマにした展覧会「私は死を乗り越えて生きてゆきたい」が開催中

草間彌生の死生観とその変遷を体感できる展覧会が草間彌生美術館で開催中だ。

草間彌生《命の限り》
《命の限り》2015年 アクリル・キャンバス/194 × 194 cm 草間彌生美術館

1940年代の絵画から最新作までの死生観を紹介

太平洋戦争を複雑な家庭環境下で体験し、トラウマや神経症による自殺未遂衝動を創作活動で乗り越えてきた草間彌生氏。本展は、生と死への相反する想いや自己消滅を表現する作品から、天に向かって高く伸びていく、木のようにダイナミックな動きを感じさせる最新のインスタレーション作品「再生の瞬間」まで、死生観とその変遷を目の当たりにできる展示構成となっている。

草間氏が「じんせいのはんりょ」などと語るかぼちゃの作品の堂々とした佇まいに、創作によって死を乗り越えてきた、前衛芸術家としての自信と決意が感じられるはずだ。

「私は死を乗り越えて生きてゆきたい」
会場:草間彌生美術館
会期:2024年10月17日(木)〜2025年3月9日(日)
開館時間:11:00〜17:30
休館日:月〜水曜、年末年始
料金:¥1,100他
※美術館ウェブサイトでのみチケット販売。美術館窓口での取り扱いはなし。日時指定の完全予約・定員制(各回90分)。詳細はこちら

TEXT=ゲーテ編集部

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