人気のレストランを訪れる機会が多い食通が今、感じているのはテキーラの大きな躍進。話題の中華や焼肉でそのムーブメントを体感! 今回は東京・外苑前の「malca(マルカ)」をご紹介。【特集 弩級のSAKE】

創意が光るイタリアンと清冽なテキーラに心酔
ソムリエバッジの横にアガベを象ったテキーラ・マエストロバッジがきらりと輝く。
イタリアンのソムリエとしてはなかなかめずらしい“二刀流”だが、食べ慣れた大人が集う外苑前の「malca」では、そこからゲストとのコミュニケーションが生まれることも多いと松本直樹氏は言う。
「能登の漁師さんから届く魚介を使った料理も人気なので、熟成させていないテキーラのブランコをお薦めすると意外性に喜んでいただけることも」
ストレートでテキーラを飲む場合、ライムと塩が欠かせないが、料理の酸味や塩味がそのサポーターとなり、ともに味わった時に口中で五味のバランスが完結すると聞けば、食の好奇心が疼くというもの。上階のバー「and Svolta」でも多種のテキーラを扱っており、アペやアフターディナーで、その魅力にどっぷり浸るのにも最テキだ。

メキシコ・ハリスコ州のなかでも、濃厚な甘みを持ったアガベが育つといわれるロスアルトス地方で製造。自社農園のアガベのみを用いるシングルエステートで、熟成をさせないブランコらしいクリアな飲み口ながらナッツのような風味も。

松本直樹/Naoki Matsumoto
大分県生まれ。19歳で上京し、21歳でソムリエの資格を取得。代官山「TACUBO」でワインの知識を深めたのちに「malca」へ。テキーラマエストロの資格を持ち「食中酒としての可能性をもっと広げていきたい」とあらゆる料理との相性を模索。
この記事はGOETHE 2026年2月号「総力特集:その一滴が人生を豊かにする、弩級のSAKE」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら

