食に対して圧倒的な情熱とこだわりを持つ秋元康、小山薫堂、中田英寿、見城徹が選ぶ、最強にして超最新レストランガイド「ゲーテイスト2025」。新しい物語を紡ぐ「名店のネクスト」から、今回は東京・北品川の「Restaurant LA KANÇATOUR(レストラン ラ・カンサトゥール)」をご紹介。

小山「食材とソースの美味しさが光る家族経営のクラシックフレンチ」
若い頃に東京・日本橋などのレストランで修業した佐藤嵩氏が、故郷の北海道苫小牧で19
70年に開いた老舗洋食店『レストラン・ラムスター』が前身。その後フランス料理店へと進化し、2015年に東京・北品川へ移転を果たした。
小山 ここは最近行ったなかで一番びっくりしたお店です。もともと苫小牧で創業したレストランで、お父さんが70歳近くなった時に「東京でチャレンジしたい」ということで家族全員で東京に出てきたそうなんです。北海道出身なので、北海道の食材にこだわっているんですけど、これが美味しいんですよ。今どきのフレンチとは違うクラシックな味で、ソースも美味しくて。家族で本当に真摯にやってる感じで、こういう店を応援したいなと思いました。

見城 店名は聞いたことがあるけど、どこにあるの?
小山 品川です。実は会食で先方に指定されたお店なんですけど、行ってみたらあの『カンテサンス』の隣でした。
見城 御殿山ですね。客層はどんな感じの人が多いの?
小山 企業の接待利用が多いお店なので、グルメ系の個人が行く感じでは全然ないんですよ。だから逆にバレてない。
見城 穴場中の穴場だね。
秋元 僕も必ずうかがいます。
この記事はGOETHE 2025年9月号「特集:陶酔レストラン ゲーテイスト2025」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら