食に対して圧倒的な情熱とこだわりを持つ秋元康、小山薫堂、中田英寿、見城徹が選ぶ、最強にして超最新レストランガイド「ゲーテイスト2025」。新しい物語を紡ぐ「名店のネクスト」から、今回は東京・麻布台の「食堂 aca」をご紹介。

見城「スペインの日常の料理とお酒のペアリングが秀逸」
本店は、予約困難な東京・日本橋の『acá』。オーナーシェフ東鉄雄氏が若手活躍の舞台としてセカンド店を麻布台ヒルズにオープンしたここでは、スペインの食堂にある親しみやすいメニューをモダンにアレンジした小皿料理をコースで楽しませてくれる。
見城 もう5回くらい行ったかな。スペインの大衆料理を小粋にアレンジしてコースで出してくれる。スペインの定番惣菜「トルティージャ」は、だし巻き卵風にしていて旨いよ。目の前で作る様子を見るのも楽しいし。

秋元 気軽に行けるスペイン料理。いいですね。
小山 予約至難ですよね?
見城 4、5ヵ月前に予約しているけど、どんどん取れなくなっているね。行ったらペアリングもぜひ。シェリー、ビール、ワイン、すべてスペインのもので、めちゃくちゃ料理と合うの。
中田 テーマ性があっていいですよね。
見城 スペインのアルコールと飲むと、こんなに引き立つんだってくっきりとわかるんだよ。こここそCRAFT SAKE WEEKに出てほしいなあ。シェリーってちょっと日本酒で似ているものもあるでしょう? 合うと思う。
中田 僕もそう思います。こういうスペイン料理店ももっと増えてほしいですね。
この記事はGOETHE 2025年9月号「特集:陶酔レストラン ゲーテイスト2025」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら