食に対して圧倒的な情熱とこだわりを持つ秋元康、小山薫堂、中田英寿、見城徹が選ぶ、最強にして超最新レストランガイド「ゲーテイスト2025」。舌が唸り、心踊る「弩級の肉料理」から、今回は東京・六本木の「士士 SISI」をご紹介。

ハイレベルなアラカルトが楽しめる個性派焼肉店
焼肉だけではない、それ以上の一品がある「記憶に残る肉体験」がテーマ。一般的な焼肉店では出合えないメニュー開発に意欲を燃やす「美味しい焼肉」だけでは終わらない個性派。
見城 2024年1月にオープンした全室個室の高級焼肉店です。焼肉激戦区でいかに個性を出すかというところで改善と進化を続けているようで、今後が楽しみなお店として推薦します。
小山 僕もまだ一度しか行っていないのですが、アラカルトメニューが印象に残っています。焼肉を食べに行くのではなく、ハンバーガーとか牛丼とかを食べに行きたいですね。
見城「『ホルモンおでん』がスペシャリテというのが面白い」
見城 鍋ごと運ばれてくる「ホルモンおでん」がスペシャリテなんですよ。これが丁寧で綺麗な仕事をしているんだなと一目瞭然。新しいことを目指しているお店なんだと思います。
秋元 それは惹かれるなあ。
小山 総料理長は『吉兆』で20年修業した方で、「お米を炊くのが得意」だそうです。店内に肉割烹を楽しめるカウンターの部屋もできています。
見城 そうらしいね。まだそのカウンターには行っていないけど、深夜帯は一品料理とお酒というバー使いもできるそうですよ。
この記事はGOETHE 2025年9月号「特集:陶酔レストラン ゲーテイスト2025」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら