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2024.01.16

三島由紀夫、川端康成、渥美清、美輪明宏が愛した名店「銀座キャンドル」の味が再び! 進化系洋食「TARO Azabujuban」

どの業界も後継者不足といわれている。しかし、一度閉店した名店が現代のセンスも取り入れ、見事に復活したふたつの店を訪ねれば、元気や勇気が湧いてくること間違いなし! 今回紹介するのは、東京・麻布十番の「TARO Azabujuban」。【連載 仕事に効くレストラン】

「TARO Azabujuban」のコース
サクサクジューシーな「チキンバスケット」とエシレバターをたっぷり使った「マカロニグラタン」(料理はすべて¥10,000のコースの一例)。

美輪明宏に「宇宙一おいしい」と言わしめた名店が復活!

2023年9月にオープンしたこの店の店主・岩本忠さんは、実は「銀座キャンドル」の3代目。美輪明宏に「宇宙一おいしい」と言わしめた「チキンバスケット」など、アメリカンダイナー系の洋食をいち早く日本に紹介した名店だ。

1950年創業の「銀座キャンドル」を愛した著名人は三島由紀夫、川端康成、渥美清など数知れず。そのサインの一部をはじめ、ランプ型の照明など往時の面影も取りこみながらモダンにデザインされた空間の店は、“昔ながらの洋食店”からの脱却を目指している。

「洋食のルーツはもちろん西洋ですが、トンカツ、ハンバーグ、オムライスなどすべて日本で独自に進化し、ソウルフードになっていますよね。それを海外にも発信していきたい」と岩本氏。

2014年に一度閉店したあと、海外で仕事をするなかで「鮨、ラーメンなどと同じように日本に行ったらYOSHOKUを食べたい、となってほしい」との思いが高まった。そこで「銀座キャンドル」の名品を少しずつ提供するコースを考案。テイストは受け継ぎつつも食材はグレードアップした。

懐かしさに加え、ビストロのように楽しめる新たな可能性を秘めたYOSHOKU店だ。

TARO Azabujuban/タロウ アザブジュウバン
住所:東京都港区元麻布 3-10-6 ラウレア元麻布 1F
TEL:03-6447-0298
営業時間:18:00~L.O.21:00
定休日:月・土・日曜
座席数:カウンター15席、個室1室(~4名)
料金:おまかせコース¥10,000

TEXT=藤田実子

PHOTOGRAPH=太田隆生

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