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2024.01.07

予約困難な鮨店が週一で出張! 長嶋一茂が麻布十番にオープンする秘密のBARとは

麻布十番のとあるビルにオープンするバー。なんと長嶋一茂氏がオーナー、かつ毎週火曜日に職人がカウンターに立つという。

カウンターに座る長嶋一茂氏
オブジェは、「闇」を美しく描く作品を発表し続ける女性アーティストAshuPine(アシュパイン)の作品。カウンター壁面には月を彷彿させるオブジェも。7席のこぢんまりとした空間だが、森田氏ならではの鏡やライティングの効果で奥行きのある幻想的な空間に仕上がっている。

紹介制バー「NEUTRAL」が麻布十番にオープン

「実は湯河原に僕が惚れこんだお鮨屋さんがあるのですが、半年先まで予約が取れないんです。食べたい時に行けないのが嫌で、もし僕が何かしらの店をやったらそこで握ってくれる? と大将の平河さんに聞いたら『週に1回なら!』、と言ってくれて。“週1 鮨店、普段バー”というスタイルを思いついたんです」

空間デザインはグラマラスの森田恭通氏にオーダー。

「大規模な店舗デザインが多い森田さんがこんな小さな物件をやってくれるのかな? と恐縮しつつお願いしたのですが、流石ですね。このとおり、とても素敵な空間をつくってくださいました」

森田氏の感性の邪魔をしたくなかったので要望はいっさい言わずにお任せしたそうだが、一茂氏がハワイの海が好きという嗜好も汲み取って、夜の砂浜を思わせる幻想的でムーディな雰囲気に仕上げられている。

予約の取れない湯河原の鮨店が週1で出張

この空間で鮨を握るのは、知る人ぞ知る『鮨こゝろ』の平河大輔氏だ。

「平河さんの握る鮨は唯一無二。ものすごく研究熱心で、店舗の隣に熟成専用の冷蔵庫を数台置いた部屋も借りている。魚を酸化させることなく完璧に旨みを引きだす“熟成鮨の名手”なんです。彼の鮨を味わったら熟成の概念が変わりますよ」と一茂氏も大絶賛。

「魚のポテンシャルを最高潮に持っていけたと思える瞬間や、それを喜んでくださるお客様の顔を見るのが嬉しくて休みの日もずっと考え、しこみをしています」と平河氏は言う。

「平河さんをはじめ、僕が独り占めしたいと思った人とコラボして美味しいものを皆さんに紹介できたらと思っています。バーは2024年2月1日にオープン予定。店舗の運営は初めてですから早く態勢を整えなくちゃね」

NEUTRAL/ニュートラル
住所・TEL・営業時間・定休日:非公開(会員制)
Instagram:@neutral.tokyo

長嶋一茂/Kazushige Nagashima
1966年生まれ。1988年よりプロ野球選手として活躍。1996年に引退した後タレントに転身し、キャスター、バラエティ、俳優などマルチに活動。ハワイにも拠点があり、頻繁に訪問。国内外での食体験も豊富で、B級から最上級グルメまで網羅する芸能界きっての食通としても知られる。

TEXT=藤田実子

PHOTOGRAPH=菅野祐二

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