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2023.08.15

「名店の味を家で再現できる!」アートディレクター秋山具義の鉄板お取り寄せ3選

広告を中心にアートディレクターとして活躍する秋山具義さん。実は食べログでも記事を執筆するほどのグルメとして知られる彼が選ぶお取り寄せとは? 数あるお気に入りの中から、厳選の3品を紹介してもらった。【特集 最高のお取り寄せ】

秋山具義の鉄板お取り寄せ3選

全国の旬のものを自宅で味わう

インスタを覗けば並ぶのは美食の数々。秘密の会員制寿司店から街の洋食屋に老舗の和菓子、さらにはさまざまなアレンジを施したTKG(卵かけごはん)の朝ごはんまで、自らの目利きと舌で選んだ食を楽しんでいるアートディレクターの秋山具義氏。もちろん全国津々浦々のお取り寄せ・手土産も経験豊富だ。

そんな広告界きっての美食家が、お取り寄せで大事にしているのは「家でもこれが食べられるの?」という驚きだと言う。そのため、選ぶ基準のひとつが「味の再現性が高いこと」だ。

「店で食べて美味しかった一品を、家族にも食べさせたくて取り寄せることも多いんです。だから比較的簡単に作れて、家でも同じように美味しく食べられることは重要」

さらに今回紹介してもらった和歌山のしらすのように「地元に行かなければ食べられないような旬のものが、家で存分に味わえる」というのも、大きなポイントだ。

「予約困難なお店やその時期しか出ない一品も、お取り寄せならその味を堪能することが可能。ついつい頼み過ぎないようにしながら(笑)、これからも日々気になったものを試してみたいと思っています」

秋山具義のとっておきのお取り寄せ3選

1. 店は超予約困難店! 誰もが感動する冷麺
赤坂らいもん「盛岡冷麺」

赤坂らいもん「盛岡冷麺」
店舗ではお客のほとんどがオーダーするという人気の盛岡冷麺。パッケージデザインは秋山氏が手がけている。「盛岡冷麺」1袋2人前(生麵、特製スープ、辛み、お酢)¥1,500(赤坂らいもん https://akasaka-raimon.shop-pro.jp

焼肉の名店・金竜山の流れをくみ、食べログの焼肉ランキングでは全国1位を獲得。今、日本で一番予約が取れないと言われる焼肉店で、〆に食べられているのがこの盛岡冷麺。

「お店とまったく同様の麺とスープにカクテキというシンプルな冷麺なんですが、感動するほど美味しいんです。プリプリの麺にスープも出汁が効いていて酸味もマイルド。少し甘みあるカクテキを途中で入れて、味の調整ができるのもいい。茹でて水でしめるだけと作り方も簡単なので、例えば家で焼肉パーティをした時の〆にするのもオススメです」

2. 初物が出たら即完売!? 名店御用達のしらすを直送
しらす創り七代目山利「金印 特上釜あげしらす」

しらす創り七代目山利「釜あげしらす」
新鮮なしらすを天然塩のみで釜あげする。春・秋・冬と旬の時期があり、漁の状況によって発送可能時期が変わるため、詳細は店舗サイトで確認を。「金印 特上釜あげしらす」(450g)¥2,592(しらす創り七代目山利 https://shop-yamari.info

創業160年以上、その名の通り和歌山で七代続く老舗のしらす屋。

「実は和食からイタリアンまで日本の名店御用達なのが、ここのしらすなんです。毎年春に初物が出たときに必ず買っています。本当にふっくら、ほわほわしていて、程よい塩味があるからご飯にのせただけでも美味しい。そこにごま油を少したらしたり、TKGや韓国のりと合わせてもいいですし、パンにチーズとのせてしらすトーストにもしています。ふたを開けるとたっぷり入っているので、とにかく幸せな気分になる。450gでも十分食べ応えがあるので、いろんな食べ方で楽しめます」

しらすは季節によって味わいが変わるため、それぞれの季節で取り寄せてその違いを楽しみたい。

3. 会食続きの身体もリセット。淡雪のように溶ける湯豆腐
佐嘉平川屋「温泉湯豆腐セット」

佐嘉平川屋「温泉湯豆腐セット」
日本有数の大豆生産地・佐賀平野の大豆を使用した豆腐と、温泉水と同質の湯豆腐用調理水で煮る、嬉野温泉伝統の味。お豆腐が溶けだし、ふわふわの淡雪のような食感が楽しめる。「温泉湯豆腐3丁入り(胡麻だれ・ぽん酢付き)」¥3,780(佐嘉平川屋 https://www.saga-hirakawaya.jp

九州の名湯・嬉野温泉で江戸時代から食べられていたという温泉湯豆腐。一般的な湯豆腐とはまったく違う食感が特徴的だ。

「シンプルでヘルシー、かつ美味しいのにリーズナブル。会食続きで胃が疲れた週末に、身体を調整するのにもオススメですし、年配の方への贈り物にも喜ばれると思います。箱を開けると中には温泉豆腐と調理水、タレのみという潔さも気に入っています。温泉と同質の調理水と豆腐を一緒に鍋で炊くと、豆腐の表面が溶けて白濁し、温かい豆乳のようになっていくんです。作りながらその様子を見ているだけで癒やされます。最後は白だしと卵、万能ねぎを投入。驚くほど美味しい雑炊ができ上ります」

秋山具義
秋山具義/Gugi Akiyama
1966年東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業後、I&S(現I&S BBDO)入社。1999年デイリーフレッシュ設立。広告キャンペーン、パッケージデザイン、ロゴ、キャラクターデザインなど幅広い分野でアートディレクションを行う。日本大学芸術学部デザイン学科客員教授。主な仕事に東洋水産「マルちゃん正麺」広告・パッケージデザイン、日本フェンシング協会「新国章」デザイン、松竹「十八代目 中村勘三郎 襲名披露」ポスター、立命館大学 コミニュケーションマークデザイン、AKB48「ヘビーローテーション」CDジャケットデザインなど。渋谷のフライ専門店「タルタルNUMA」など、飲食店のクリエイティブディレクションやプロデュースなども手掛けている。

TEXT=牛丸由紀子

PHOTOGRAPH=舛田豊明

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