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2022.12.15

「これはやられた!(笑)」小山薫堂がもらって思わず唸った手土産3選

くまモンの生みの親であり、京都芸術大学副学長も務めるなど、放送作家・脚本家という枠を超えて活躍する小山薫堂氏。幅広い方々との交流のなかで、当然手土産をいただく機会も多いわけだが、そのなかには小山氏が驚く逸品も。達人が感動した手土産とはいかに?

小山薫堂も唸った粋人の手土産

小山薫堂の鉄板手土産3選でもご紹介したように、放送作家・脚本家である小山薫堂氏が渡す手土産には、ちょっとしたフェイント感と緻密な心配りが隠されたこだわりの品ばかり。そんな手土産の達人に、「逆に自身がいただいて感動した手土産は?」 と聞くと、「これはやられた〜(笑)」と唸った経験を教えてくれた。

「文筆家の松浦弥太郎さんからいただいたのは、僕が敬愛する伊丹十三さんの文庫本。一見あれ? と思いますが、実は伊丹十三さんが別の名を名乗っていた時代の貴重な本だったんです」

本好きで自ら書店も営む松浦氏だからこそ、マニアである小山氏に効くチョイスだったそうだ。

「作家の倉本聰さんからは、万年筆とワインレッドのインクをいただいたんですが、そこに書かれていた一言がまた粋だったんですよね。そして思いがけなかったのが、イラストレーターの黒田征太郎さんから届いた、米焼酎の空きビン。僕がプロデュースした焼酎にメッセージを書いて贈ったんですが、後日それが戻ってきたんです。なぜ? と思ったら、箱や飲み切った空き瓶にアートが描かれていて。そのアートもすばらしいし、とにかくやられたと思いました(笑)」

小山薫堂がもらって嬉しかった手土産3選

1.黒田征太郎氏からもらった
高橋酒造「米焼酎『百』の空き瓶と箱のアート」

koyama

「美味しかったですありがとう」。と黒田氏から送られたのは、以前黒田氏にプレゼントした米焼酎「百」の空き瓶と箱。

小山氏がプロデュースし、お鮨に合う焼酎として「すし匠」中澤圭二氏にもアドバイスを受けて造ったのが米焼酎「百」。小山氏が手土産で渡す時は、真っ白なラベルに「百」の代わりにその人にまつわる漢字一文字かメッセージを書いて渡している。

ある日、イラストレーター・黒田征太郎氏にもメッセージを書いて贈ったが、後日送り返されてきたのが、黒田氏のアートをまとった「百」の空き瓶と箱。世界的アーティストが独自の表現で伝える、世界でたったひとつの、そして誰も思いつかないお礼状と言えるだろう。

2. 倉本聰氏からもらった
モンブラン「万年筆」

koyama

倉本氏から「ラブレターを書きなさい」。と贈られたモンブランの万年筆。

倉本氏から贈られたのは「KK(小山薫堂)from SK(倉本聰)」と刻印されたモンブランの万年筆。これだけなら一般的な贈り物に見えるが、名脚本家は一味違った。

「一緒にいただいたのがワインレッドのインク。さらに手紙が添えられていて、『このペンで原稿など書いてはいけません。ラブレターを書きなさい。ワインレッドのインクは恋が叶う魔法のインクです』と書いてあったんです(笑)大人の遊び心というか、すごく“粋”だなと感じましたね」

3. 松浦弥太郎氏からもらった
伊丹一三の著書『ヨーロッパ退屈日記』

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松浦弥太郎氏から贈られた「伊丹一三」名義の『ヨーロッパ退屈日記』

「伊丹十三さんが大好き」という小山氏のために、著述家・松浦弥太郎氏が贈ったのが、『ヨーロッパ退屈日記』の文庫本だ。一見何の変哲もない文庫本に見えるが、作者名が「伊丹十三」ではなく、「一三」となっていることに気がつくだろうか。

「伊丹十三さんは初期に短期間だけ『伊丹一三』名義で本を書いていた時期があったんです。“マイナス(一)”を“プラス(+)”に変えるという意味をこめて、現在の十三に改名されたそうですが、その時期だけ発行された貴重な『伊丹一三』名義の本を探してくださったんです。私の好きな作家さんの貴重な書籍を探してくださったのかと思うと、とても嬉しかったですね」

小山薫堂/Kundo Koyama
1964年熊本県生まれ。大学在学中から放送作家として活躍。企画・構成した斬新な番組が話題に。企画・脚本を手がけた映画『湯道』が2023年2月23日に公開予定。

TEXT=牛丸由紀子

PHOTOGRAPH=舛田豊明

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