MAGAZINE &
SALON MEMBERMAGAZINE &
SALON MEMBER
仕事が楽しければ
人生も愉しい

PERSON

2022.12.10

「手土産は幸せのお裾分け」元サッカー日本代表・前園真聖の鉄板手土産3選

業界きってのスイーツマニアで、オンラインストア「にほんものストア」でスイーツマスターとしても活躍する前園真聖氏。毎日甘いものを口にするというスイーツ伝道師の手土産セレクト術とは!?

前園真聖「おいしいものを口にすると幸せな気持ちになる」

「僕にとって手土産は、自分がおいしいと思ったものを、大切な友人たちに食べてほしくて渡すもの。おいしいものを口にすると幸せな気持ちになるじゃないですか。それをお裾分けしたいという感じですね。相手に、『おいしい! これ、どこで買えるの?』なんて言ってもらえたら、それだけで大満足です」
 
ホームパーティーなどその場で開けるのが前提の場合はケーキのような生菓子を持参することもあるが、基本は、相手が食べるタイミングを気にせずに済む日持ちがするスイーツを選ぶ。それは、おいしさの押し売りにならないよう、相手の状況を第一に考えてのこと。

「お返しなど気にせず純粋に楽しんでほしいので、値段もパッケージも気軽なものが多いですね。立派な袋に入っていると相手も恐縮して受け取りづらいけれど、『これ食べて』って片手でポンと渡せるようなものだと、気軽に受け取ってもらえますから」

とはいえ、“前園リスト”に並ぶのは、値段やパッケージは気軽でも、手に入れるのはハードルが高いものが主流。販売日が限られているものや期間、数量限定で予約必須のものも少なくない。そのため、手に入る時にまとめ買いし、ストック。友人に会う予定ができたら、その中から持って行くものを選ぶそうだ。

「地方にイベントや講演で出かけた際、地元のおいしいスイーツをいただくことも増えました。お返しに僕が気に入っているお菓子を送るなど、スイーツが縁で交流が始まった方もいます」

おいしいものは、幸せのお裾分けだけでなく、人と人をつなぐ術にもなるようだ。
 

元サッカー日本代表・前園真聖のとっておきの手土産3選

1.食通の中田英寿も魅了された
パティスリー・ナオキ「焦がしバター醤油クッキー」

バター醤油クッキー

フランスで腕を磨いたオーナーパティシエの長谷部直生氏が作る焦がしバター醤油クッキーはバターのまろやかさと醤油の塩味と香ばしさが絶妙。「焦がしバター醤油クッキー」¥580(パティスリー・ナオキ TEL:03-3703-5522)

前園氏がプリンを目当てに長年通っているのが、東京・駒沢と深沢にある「パティスリー・ナオキ」。

「たまたま目についた焦がしバター醤油クッキーを買ったところ、初めて体験したおいしさで。あまじょっぱくて、クセになる味なんです。2回目に買いに行った時は店になくて、オーナーに聞いたら、すぐに売り切れる人気商品だそうで。それから、まとめ買いするようになりました」

中田英寿氏にも“お裾分け”し、気に入ってもらったとか。

「1つのパッケージに7枚入りで値段も580円程度。友人が集まる際、ひとりにひとつ配るのにも向いています」

2.週に2回、オンライン販売のみの幻の味
ZAXFOX「Cheesy Poche」

ZAXFOX「Cheesy Poche」

厳選素材を用い、シンプルな製法ながら丁寧につくられたチーズクッキー。ぺコリーノ・ロマーノDOPを2つの焼き加減で味わう絞り出しクッキーは、サクサクとなめらかな口当たりも魅力。レモンピールがたっぷりのメレンゲも絶品。「Cheesy Poche」¥3600(ZAXFOX https://cheesysweets.jp/

富山の町の小さな洋菓子専門工房の看板アイテムとの出合いは、インスタグラム。

「スイーツ系のインスタはよくチェックするんですが、これは写真を見ただけで『おいしそうだな』と。取り寄せてみたら、大正解! 僕は、基本的にシンプルなお菓子が好きなんですが、このクッキーはまさにそれ。口の中にチーズの風味が広がり、それでいて軽やか。いくらでも食べられます」

毎週日曜と火曜の10時から、数量限定、完売次第終了という狭き門ゆえ、「当日は10時少し前からスマホ片手にスタンバイしています(笑)」。

3.かしこまった場面でも喜ばれる“とっておき”
パティスリーエトネ「和栗のテリーヌ」

和栗のテリーヌ

希少な熊本県産の最高品種の利平栗のみを全体の70%も使用。栗の風味を存分に味わえる大人のための焼き菓子だ。「和栗のテリーヌ」470g¥6885(送料別)(パティスリーエトネ/にほんのものストア https://shop.nihonmono.jp/

気軽な手土産が信条の前園氏だが、食事に招かれるなど、かしこまった場面では、見た目も値段も重厚感のある「和栗のテリーヌ」を活用。素材本来の味を大切に、クラシカルながら驚きのあるおいしさを追求する兵庫県・芦屋のパティスリーエトネのテリーヌは、1日10本の限定販売の希少品だ。

「初めて食べた時は感動しました。栗がゴロゴロ入っていて、ものすごく濃厚なのに、重過ぎず、絶妙なバランス。よけいな材料を加えず、栗本来の甘味が生きています。実はこれも、インスタで見つけました(笑)」

前園真聖/Masakiyo Maezono
1973年鹿児島県生まれ。プロサッカー選手引退後、サッカー解説やバラエティなど様々なメディアに出演しながらも、サッカースクールや講演を中心に全国の子供たちにサッカーの楽しさや経験を伝えるための活動をしている。「にほんのほんもの」を扱うオンラインストア、「にほんのものストア」では、スイーツマスターとしてとっておきのスイーツを紹介している。

TEXT=村上早苗

PHOTOGRAPH=舛田豊明

PICK UP

STORY 連載

MAGAZINE 最新号

2024年6月号

ボルテージが上がる! 魂のハワイ

2024年6月号表紙

最新号を見る

定期購読はこちら

MAGAZINE 最新号

2024年6月号

ボルテージが上がる! 魂のハワイ

仕事に遊びに一切妥協できない男たちが、人生を謳歌するためのライフスタイル誌『ゲーテ6月号』が4月25日に発売となる。今回のテーマは、安息と刺激が共存するハワイ。オアフ島に加え、ハワイ島、ラナイ島と3島にわたるアイランド・ホッピングを総力特集! 知る人ぞ知る、超プライベートリゾートから、新しくオープン&リニューアルしたホテル情報、最旬グルメ、死ぬまでに一度はみたい絶景、最新ゴルフ場事情など、今知りたいハワイを完全網羅する。 表紙は、ソロアーティストとして新たな道を突き進む、三宅健と北山宏光のふたりが登場。

最新号を購入する

電子版も発売中!

定期購読はこちら

SALON MEMBER ゲーテサロン

会員登録をすると、エクスクルーシブなイベントの数々や、スペシャルなプレゼント情報へアクセスが可能に。会員の皆様に、非日常な体験ができる機会をご提供します。

SALON MEMBERになる