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2023.07.10

スノーピークの野外ダイニングで、焚火を囲み“極上の新潟”を堪能

新潟県燕三条の山深きエリアに位置する、スノーピーク運営の複合型リゾート「Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS」。そこで、五感で新潟の大地を感じることをテーマにした特別な夜の宴が催された。

「FIELD SUITE SPA HEADQUATERS(フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ)」での「雪峰野外ダイニング」

どこまでも広がる空の下、新潟のテロワールを味わう

新潟・燕三条の駅からクルマを走らせること40分。山奥へと進む車窓からの景色が一気に開けたら、「Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS(スノーピーク フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ、以下SPA)」に到着する。

ここはアウトドアブランド「スノーピーク」が手がけるキャンプフィールドで、広さは約5万坪。小高い丘陵地帯ゆえ、丘が描くなだらかな曲線がどこまでも見渡せ、その奥には粟ヶ岳や守門岳の美しい姿を望む。本社のほか、森林と一体になれる温浴エリア、100㎡のヴィラスイートを含むヴィラ棟なども備えた、野遊びのプロ・スノーピークだからこそ実現できた理想郷だ。

今回の旅の目的は、この広大なフィールドを舞台にした「雪峰野外ダイニング」。結論から言えば、大自然と、それが育んだ食材、その味を最大限に生かす人の手が三位一体となった、新潟の恵みを丸ごと楽しめる体験だった。

「FIELD SUITE SPA HEADQUATERS(フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ)」での「雪峰野外ダイニング」

2023年5月に新しく拡張オープンしたエリアを、「雪峰野外ダイニング」に参加するゲストのみで独占。道の先に見えるのが、宴の会場だ。

ストーリーの始まりは、丘の上でのアペリティフから

「雪峰野外ダイニング」の雪峰とは、SPA内にあるレストラン名だ。フレンチと和の融合をテーマに、SPAがある下田郷の鉄分豊富な赤土や粟ヶ岳の雪解け水で育った野菜、新潟や佐渡で獲れた魚など、新潟の豊かな食材を存分に生かしながら、繊細に仕上げていく。ミシュラン三つ星の名店「神楽坂 石かわ」の石川秀樹氏も携わっていると聞けば、期待も膨らむというもの。

その雪峰の料理を、オープンキッチンならぬ野外キッチンで楽しみながら、新潟の風土が織りなす四季折々の味に舌鼓を打つのが「雪峰野外ダイニング」なのである。

まずゲストが案内されるのは、丘の上に設けられたアペリティフ会場。そこでジビエのソーセージとイチヂクのサラダを、ロゼ色のスパークリングワインで心地よく喉に流したら、遠くに望む本会場へと足を向ける。

「FIELD SUITE SPA HEADQUATERS(フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ)」での「雪峰野外ダイニング」

会場では、雪峰のスタッフが手際よくサーブの準備をしていた。中央で煌々と燃える焚火が、気分を盛り上げる。

席につき、自然の中に小気味よく響くグラスの音や焚火の音に耳を澄ませながら、この先繰り広げられる料理に想像を巡らせる。

まず運ばれてきたのは、先付けの「アスパラ アオリイカ 生ハム」。椎茸の出汁を吸わせた新潟産のアスパラは、瑞々しくも滋味深い味わい。まったりとしたアオリイカ、新潟が誇るブランド豚「夢味豚(むーみーとん)」の生ハムを合わせれば、口の中でコントラストある味覚が溶け合う。1品目から、静かな驚きに満ちた内容だ。

そこに合わせるのは、新潟のワイナリー・レスカルゴの「シャルドネ 乙女 2019」。ミネラル感がありスムースな味わいながら、まろやかな渋みも感じるシャルドネが、主役のアスパラを引き立てる。この野外ダイニングでは、新潟県産の日本酒やワインを、ひと皿ごとに巧みに組み合わせ提供するという。

続いて登場したのは、佐渡産の鮑の上に、蕪のスライスが花びらのように広がった美しいひと品。バターを使い低温でじっくりと火を通した鮑は極上の柔らかさ、それを燕市産の蕪と、蕪からでたエキスを使った優しいスープが包み込む。

「FIELD SUITE SPA HEADQUATERS(フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ)」での「雪峰野外ダイニング」

先付けの「アスパラ アオリイカ 生ハム」。チーズとウイスキーのエスプーマが、好アクセントに。

「FIELD SUITE SPA HEADQUATERS(フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ)」での「雪峰野外ダイニング」

前菜の「鮑 蕪」。ペアリングは新潟・武蔵野酒造の「スキー政宗」で、鮑のバターの風味と蕪の出汁のうまみに合わせて、ワイン樽で熟成させた日本酒をセレクト。

ふと外を見ると、先ほどまで曇っていた空が幻想的な夕焼けに染まっていた。ゲストたちは次々と席を立ち、その光景を写真に収める。思えば「空が綺麗だ」と素直に感動したのは、ずいぶん前だったように感じる。こんな瞬間も、野外ダイニングの醍醐味だろう。

「FIELD SUITE SPA HEADQUATERS(フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ)」での「雪峰野外ダイニング」

雨上がりの雲に、夕焼けが投影されたような空が広がる。SPAの広大なキャンプフィールドは、美しいオレンジ色に染まっていた。

「FIELD SUITE SPA HEADQUATERS(フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ)」での「雪峰野外ダイニング」

席に戻った後に運ばれてきたのが、焼き物の「稚鮎 胡瓜」。稚鮎の苦みと、ヨーグルトと大葉のソースが絶妙に合う。

年間30頭、幻の佐渡牛が登場

キッチンでは、野外ダイニングのメインディッシュの準備が始まっていた。雪峰の総料理長を務める土門 一滋氏、自らが焼き具合を見極めながら、肉塊を丁寧に炙っていく。この肉塊、その名も「佐渡牛」は、年間たった30頭のみ出荷されるという超希少なブランド牛。しかもその半分は佐渡島内で消費されるため、新潟でも限られた店にしか入らないそうだ。

「海近くで育っていることもあり、ミネラル分によって凝縮された肉の旨味が特徴。とにかく脂が甘いんです」と土門氏。供された皿には、仔牛からとったソース、ジュ・ド・ヴォーが合わせられていたが、それはもちろん美味ながら、ワサビにほんのり塩をつけて食べると、上質な脂の甘みがこれでもかというほど口に広がり、とても幸せな気持ちになる。

「FIELD SUITE SPA HEADQUATERS(フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ)」での「雪峰野外ダイニング」

肉料理「佐渡牛」。甘長シシトウを添えて。

「FIELD SUITE SPA HEADQUATERS(フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ)」での「雪峰野外ダイニング」

総料理長の土門 一滋氏。フランスの一つ星や都内レストランで研鑽を積んだのち、現職に。

土鍋で炊いたとうもろこしと煮穴子のごはん、焙じ茶プリンにヘーゼルナッツのエスプーマを添えたデザートと続き、心も胃袋も満たされたところで、会場脇に設置された、焚き火スペースへと案内された。

櫻井焙茶研究所と雪峰が共同開発したという焚火をイメージしたブレンド茶を飲みながら、すっかり暮れたSPAの空を見上げ、焚火を囲う。ゲストやスタッフと話をするもよし、星空や炎を見つめぼんやりするもよし。各々が思い思いの時間を過ごし、「雪峰野外ダイニング」は締め括られた。

「FIELD SUITE SPA HEADQUATERS(フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ)」での「雪峰野外ダイニング」

「雪峰野外ダイニング」では、キャンプの醍醐味、焚火体験までもしっかり網羅する。

翌朝、ぜひ足を運びたいのが、SPA自慢の温浴エリア。天然温泉のほか、実に珍しい一面ガラス張りのサウナが楽しめ、目の前に広がる森が視覚的にも癒してくれる。外気浴はもちろん、その森に抱かれながら。朝から爽快な気分になること間違いなしだ。

「FIELD SUITE SPA HEADQUATERS(フィールド スイート スパ ヘッドクォーターズ)」での「雪峰野外ダイニング」

上:大浴場には内湯と露天風呂がある。下:森林浴をしているような気分になる本格サウナ。

見渡す限りの大地に刻一刻と変わる空の色、虫の音、野外キッチンから伝わってくる料理の香り、それを口に運んだ時の広がる味覚。「雪峰野外ダイニング」は、五感をフルにめぐらせ堪能するキュイジーヌ体験であり、それはまさに、一期一会のものだった。次回の「雪峰野外ダイニング」は2023年7月20日に開催。日帰りでの利用もできるとのことだ。

Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS「雪峰野外ダイニング」
住所:新潟県三条市中野原456-1
TEL:0256-46-5650
料金:大人1名(13歳以上)¥33,000、子供1名(6~12歳) ¥23,100
※交通費は含まず

TEXT=岡村彩加(ゲーテ編集部)

PHOTOGRAPH=鮫島亜希子

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