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2018.03.17

CROSSOM MORITA|携帯禁止、私語厳禁。 ルールの先にある美味な肉懐石

レストランはエンタテインメントの場。味だけではなく、五感をフルに使って愉しむ場だ。摩訶不思議な演出から、たどりつくだけでも大冒険の店まで、サプライズとともに味わう、名店たちを紹介。CROSSOM MORITA

奇想天外な新感覚の劇場型焼き肉店

秋元 完全予約制なので本来なら推薦すべきじゃないかも。

見城 いやいや。こういう店も世の中にはある、ということを知っていただくのもゲーテイストですから。

秋元 なるほど。見城さんがそこまでおっしゃるのなら肉懐石の『CROSSOM MORITA』を。

見城 ほぉ。どんな店?

秋元 まず鶯谷(うぐいすだに)の駅前に集合します。僕が行った日は総勢15人。それも会社社長とか社会的にちゃんとした方々ですよ。錚々(そうそう)たるメンバーが鶯谷駅前に時間厳守でズラッと揃うわけ。

小山 それは見ものですね。

2階のシェフズテーブルには360度プロジェクションマッピングを採用。

2階のシェフズテーブルには360度プロジェクションマッピングを採用。

秋元 怪しい店にでも行きそうな感じで、見るからに危ない感じ。そうこうしていると身体を鍛えた厳ついお兄さんが迎えに来てくれる。

見城 俺だ、俺(笑)。

秋元 まあそこは演出らしいのですが、そのマッチョなお兄さんの後について、ラブホテル街をゾロゾロと歩いてお店に行くの。

見城 それは目立つだろう。

秋元 トリセツには続きが。店内に入ると荷物を全部預けます。

見城 荷物を? 全部?

秋元 携帯も全部。色に集中させるという狙いらしい。そこでまずシェフが出てきて「今日はようこそいらっしゃいました」とか口上を述べて、スタッフ全員で「イエッサー」みたいなかけ声を。要するに劇場型焼肉店です。

見城 変わった店だね〜。

秋元 なかなか面白かった。オープンキッチンのカウンターで10品ほどの料理を上座も下座もなく立食してから、今度はテーブル席に移り焼肉を食べるという流れ。肉は蔵元と共同開発したという日本酒吟醸熟成肉で、店内でさらに熟成するミートキープもあり。日本で唯一らしい。

大きなガラス張りの熟成庫を備えたオープンキッチンのカウンター。

大きなガラス張りの熟成庫を備えたオープンキッチンのカウンター。まずは立食で数品を味わう。

見城 気になるけど紹介制だしな。

秋元 紹介制といっても、系列店が5店舗ぐらいあって、全店制覇した人は来られるらしい。

小山 『六花界』や『初花一家』と同じ系列ですよね?

秋元 よくご存じで。いずれにしても、ハードルは高いよね。

六花界グループ代表、オーナーシェフの森田隼人さん。

六花界グループ代表、オーナーシェフの森田隼人氏。2009年に神田のガード下に『六花界』をオープンし、系列店を次々立ち上げ予約の取れない店に。

小山 2階に360度のプロジェクションマッピングのシェフズテーブルも企画中とか。

秋元 さらに私語禁止。

見城 それは辛くないか(笑)。

秋元 私語といっても「美味しい」とか料理に関することは許される。仕事の話はNG。そういうことも含め楽しいかな。いわゆるニューヨークで話題の新感覚体験型ミュージカル『スリープ・ノー・モア』のような焼肉店だと思っていただければ!

テーブル席で楽しむ、焼肉。

テーブル席で楽しむ、焼肉。桃をベースにした焼肉のタレ、刻みわさび、塩の3種類を添えて。

カプレーゼ。

カプレーゼ。北海道のチーズ職人、竹島英俊氏の水牛のモッツァレラチーズをトマトに忍ばせて。

ハマグリに見立てたギアラの麹漬け、ミノのフリット。

ハマグリに見立てたギアラの麹漬け、ミノのフリット。麹に漬けこんだミノは、タコの唐揚げのような弾力ある歯ごたえ。肉を貝に見立てたアレンジが秀逸。

リブ芯、 かぶり、ランプ、三角バラ、はねした。

リブ芯、 かぶり、ランプ、三角バラ、はねした。

レバーの藁焼き、赤貝に見立てた心臓、牛タンの昆布締め。

レバーの藁焼き、赤貝に見立てた心臓、牛タンの昆布締め。※料理は一例。 コース ¥12,000~(コースのみ)

クロッサムモリタ
住所・営業時間・休み:非公開(会員制)

TEXT=粂真美子

PHOTOGRAPH=田村浩章

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