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2024.07.06

加藤シゲアキ、目立ちすぎず、上品でどんな場面でも違和感ない愛用時計とは

アイドルとして約20年、作家として10年超。加藤シゲアキは、自らを進化させ続けてきた。そんな彼が愛用するのは、日本が世界に誇る時計ブランド・グランドセイコーの1本。「腕時計にはその人が表れる」と語る彼は、なぜその時計を選んだのだろうか? 【特集 神推し時計】

加藤シゲアキ氏
加藤シゲアキ/Shigeaki Kato
アーティスト・作家。1987年大阪府生まれ。1999年、芸能活動を開始。2003年、NEWSの一員としてデビュー。2012年に小説『ピンクとグレー』を発表。以後、作家として次々作品を発表。『オルタネート』(2020年)、『なれのはて』(2023年)は直木賞の候補に。2021年、吉川英治文学新人賞受賞。

直木賞の“待ち会”の時もつけていたグランドセイコー

30歳を過ぎた時、年齢にふさわしい腕時計が欲しいと思った。

「そのころ朝の番組をやっていて、そこでつける時計はどんなものがいいのかを考えたんです。目立ちすぎて、時計にばかり目がいくのはよくない。目立ちすぎず、上品でどんな場面でつけていても違和感ない時計。いろいろ考えていたら、グランドセイコーに行き着いたんです」

アイドルと作家、二足のわらじで歩んできた加藤シゲアキ。2023年に発表した長編小説『なれのはて』は、直木賞候補に挙がるなど高い評価を受けた。30代に入り作家としてもキャリアを重ね、それまでとは違うステージでの活動も増えていったという。

「スーツとかフォーマルを着る機会が増えました。そういう時でもグランドセイコーなら問題なくつけていける。TPOを選ばない時計。20代がつけるのはちょっと渋いけど、30代ならしっくりなじむと思ったんです」

愛用するのは、グランドセイコー「SBGA293」。高精度のスプリングドライブを搭載し、シンプルながらも細部にこだわったモデルだ(現在は製造終了)。

「クラシックな感じで、とにかく正確。安心感のある時計です。大人なら1本はグランドセイコーを持つべき。もう6年くらい使っていますけど、人生に必要な時計だと感じています」

グランドセイコー「SBGA293」
「担当編集の方と直木賞の発表を待つ“待ち会”の時もこの時計をつけていました」。上品でクラシック。加藤愛用のグランドセイコー「SBGA293」は、針やインデックス、オフホワイトの文字盤など、細かいところまでブランドが誇る匠の技が詰めこまれた名作時計だ。

腕時計に興味を持ったのは高校生のころ。友人たちと雑誌を見ながら、あれがいい、これが好きと語り合っていたそう。

「周りはやっぱりロレックスが好きでしたね。でも僕が気になったのはピエール クンツ。重厚感あってカッコいいなと思ったんですけど、なかなか共感は得られませんでした。高校生が選ぶにはちょっと本格派すぎたし、マニアックでしたね」

初めて機械式時計をつけたのは20代前半。ウブロのクロノグラフ「ビッグ・バン」だった。

「最初は、嬉しいというより、自分がこんな高級時計をつけていいのかって、ソワソワするような気持ちでした。なんか無理して背伸びしている感じがして。だから大事にするというよりも、ラフに使おうって気負っていました。自意識過剰ですね(笑)」

同時期に購入したのがカルティエの「パシャ シータイマー」。

「時計に限らず、流行っているもの、みんなが持っているものは欲しくないんです。パシャは一時期みんなつけていたんですけど、僕が買ったころはブームが去っていた。でも時計としてはカッコいいし、シータイマーならラバーでカジュアルに使える。この時計をつけていると、センスいいねって褒められることが多い(笑)。そういう意味でも気に入っている1本です」

30代に入り、グランドセイコーと同時期に購入したのが、まるで正反対なキャラクターを持つロレックスとクロムハーツのコラボレーションモデル。ヴィンテージ市場でも人気の高いレアウォッチだ。

「20歳くらいの時、先輩がつけていてカッコいいなと憧れていた時計。ずっと欲しいと思って店に相談したりしていたんですが、どうしても手に入らなかった。でもグラミー賞の仕事でニューヨークに行った時、レッスンの合間になんとなくクロムハーツのショップに寄ったら4本も並んでいたんです!  そのなかで一番シンプルなものを選んだんですが、今思えば4本とも買えばよかった(笑)」

左:カルティエ「パシャ シータイマー」も20代前半に購入。中:20代前半に初めてつけた高級時計、ウブロ「ビッグ・バン」。右:ニューヨークで購入したレアモデル、ロレックスとクロムハーツのコラボウォッチ。

その人を表すからこそ、選びに慎重になる

腕時計には、つける人の哲学や本質が表れると語る。

「時計ってファッションでありつつ、身体の一部でもある。だからどんな時計をつけているかでその人の人となりみたいなものが出る。僕自身、すごく見ますよ。この人、こういう時計つけているんだカッコいいな、知的だなとか。逆にガッカリすることもあるし。人の時計をそんなふうに見ているから、自分の時計選びも慎重になるんです」

『なれのはて』の執筆には準備も含め、3年以上の時間がかかったという。アイドルとしての時間と作家としての時間。対照的なふたつの時間をどのように使い分けているのだろうか?

「僕のなかでは流れている時間はひとつ。歌う、踊る、考える、書くみたいなことがシームレスにあって、違和感なく行き来している。ふたつの仕事があることが刺激になり、いい効果をもたらす。この間の事務所全体のライヴの時は、空き時間に執筆していました。パソコンに向かって原稿を書いていたら、『出番です』って言われて慌ててステージに向かいました(笑)」

アイドルであり作家。彼は唯一無二の加藤シゲアキというひとつの時間を、お気に入りの時計たちと過ごしているのだ。

【特集 神推し時計】

この記事はGOETHE 2024年8月号「特集:神推し時計」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら

TEXT=川上康介

PHOTOGRAPH=高橋敬大

STYLING=吉田幸弘

HAIR&MAKE-UP=KEIKO

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