最上級=高価なもの、ではない。価格以上に価値のあるアイテムも最上級たり得る逸品といえる。それを使いこなせるかどうかが、違いのわかる男の分水嶺だ。今回は装いになじみ格上げする、高級時計を4つ紹介。【特集 最上級主義2024】
時計から服を選ぶそんな日があってもいい
どんな服装にどの時計を身につけるか。極論なんでもいいと言ってしまえばそれまでだが、普段と違うアプローチで考えてみるのも一興ではないだろうか。つまり、身につけたい時計に合うコーディネイトを思案する、ということだ。時計市場も振り幅が広がり、単にドレスとカジュアルに絞れなくなっているので、実践するには絶好のタイミングと言えるだろう。
例えば、クラシカルで上品なアンティークウォッチなら、スーツ以上にアメカジのような無骨なコーディネイトにマッチすることもしばしば。反対にスポーティな1本は、フォーマルスタイルのハズしとして役立つことも。といったように、普段とは真逆にイメージすることで、今まで見えなかった世界が見えてくるのだ。仕事でもそれは同様ゆえ、納得いただけるはず。
もちろん、敢えて王道を行くのもよし。意外なコーディネイトが好みに合うかも。その参考の入門として、まずは洋服との相性を知っておくのが肝要だ。
1.カルティエ|さながらアンティークな手元で目を引く復刻モデル
「タンク」をベースに、湾曲したプラチナ素材のケースが目を引く「タンク サントレ」。1920年代のモデルを再現したもので、レトロな風合いが実に上品に仕上がっている。世界150本限定。
2.オーデマ ピゲ|男らしさとリュクスを両立。装いを選ばない名品
コードブレスが男らしさを滲ませるラグジュアリースポーティな1本。ネイビーとステンレススティールのコントラストが軽快さと洗練さをアピールする。カジュアルスタイルの格上げにもってこいだ。
3.ピアジェ|重厚なルックスとは裏腹な極薄ケースが軽快さを加味
高級感溢れるルックスながら、ケース厚4.3mmの薄型とあって軽快な着用感が魅力。ブルーをベースとしたクールな印象のなか、ピンクゴールドとトゥールビヨンが色気あるアクセントに。
4.タグ・ホイヤー|黒金と機能美が生み出すラグジュアリースポーティ
ラグジュアリーな黒金デザインが、アイキャッチ抜群。しかしながら、タフな18K5Nのローズゴールドケースやグレード2チタン、弾力に優れたラバーを使用。さらに200m防水を備えるなど、強靭な機能美も両立。
この記事はGOETHE 2024年2月号「総力特集:最上級主義 2024」に掲載。▶︎▶︎購入はこちら ▶︎▶︎特集のみ購入(¥499)はこちら