2022年も高級ウォッチブランドから続々と届く新作情報。その中から、新鮮な驚きや価格以上の満足感が味わえる”活きのいい”モデルを厳選! 連載第95回は、タグ・ホイヤー「アクアレーサー プロフェッショナル 200」を取り上げる。
よりスリムに進化したタグ・ホイヤーの代表モデル
タグ・ホイヤーの「カレラ」「モナコ」に並ぶ、フラッグシップのひとつ「アクアレーサー」は、昨年デザインが刷新されたことが話題に。2022年1月に発表された「アクアレーサー プロフェッショナル200」もこのリニューアルの延長線上にあるコレクションとして捉えて間違いないだろう。

さらなる洗練を目指した「アクアレーサー」の最新作。
現代のライフスタイルに限った話ではないが、そもそもダイバーズウォッチの活躍の場は海や水場だけでない。それゆえ、ツールウォッチとしての側面だけで製品の優劣を競うのはナンセンスである。だからこそ、外装やスタイリングはダイバーズウォッチを読む上でも非常に重要なポイントになってくる。

自動巻き、SSケース、径40mm。¥313,500

自動巻き、SSケース、径40mm。¥313,500

クオーツ、SSケース、径40mm。¥231,000

クオーツ、SSケース、径40mm。¥231,000
該当するメンズモデル4本の改良の主なポイントは“スリム化”にある。前世代のケースサイズが、41mm径、厚さ12mmであったことに対し、この新作では40mm径、厚さ11mmに変更。それに合わせて、外装はよりスマートな印象を演出するために、ベゼルはメタル仕様、インデックスはよりシャープに、ブレスレットの中央のリンクはブラッシュ仕上げではなく、ポリッシュ仕上げにしている。

ダイヤルデザインは「アクアレーサー プロフェッショナル300」と大きく異なる。

冒険の精神を具現化したアイコンとしてケースバックにはコンパスのアイコンが刻まれている。
自動巻きのほかに、今回は新たにクオーツの展開があり、搭載されるムーブメントによって、機能はもちろんのこと、ダイヤルカラーやディテールなどにアレンジを加えている。さらには、レディスモデルならではの遊び心を感じさせる30mm径のモデルも充実しているという。
それでいて、ツールウォッチとしてアイデンティティは損なわれずに継承されている。水圧下でもカチッとした音が響く高機能のベゼルや人間工学を取り入れた手首の曲線に自然に沿うブレスレットはその現れである。

最新のブレスレットには、7mmほど延長可能なコンフォートリンクが採用されており、美しく設計されたプッシュダウン&プルリリース機構を用いて素早く調整できる。
ライフスタイルの変化からスポーツウォッチには、自動車で例えるのならSUVのような汎用性が少なからず求められる。この点においても「アクアレーサー プロフェッショナル200」は、タウンユースから本格的なスポーツまで幅広いニーズに応えてくれるはずだ。
問い合わせ
LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー TEL:03-5635-7054