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2023.04.26

こだわりは径37mmのサイズ感。チューダーの小径ダイバーズ「ブラックベイ 54」の実力に迫る!

連載「意欲的新作ウォッチ」の第149回は、チューダーの「ブラックベイ 54」を取り上げる。

チューダー「ブラックベイ 54」

腕元がスマートにまとまる37mm径のダイバーズウォッチが好発進!

今ではヴィンテージとしても親しまれるチューダーが手がけた往年のダイバーズウォッチ。先ごろ、「ウォッチズ & ワンダーズ ジュネーブ 2023」で発表された「ブラックベイ 54」は、ヴィンテージマニアを唸らせるデザインと最新のテクノロジーがバランスよく調和した話題作として注目されている。

チューダー「ブラックベイ 54」

ブラックベイ 54
自動巻き、SSケース、径37mm。¥490,600

チューダー「ブラックベイ 54」

ブラックベイ 54
自動巻き、SSケース、径37mm。¥463,100

結論から述べると、「ブラックベイ 54」の最大の特徴は、1954年に発表されたチューダー初のダイバーズウォッチ「オイスター プリンス サブマリーナー」のRef.7922から受け継がれた37mm径のケースサイズにある。このサイズ設定は現代のダイバーズウォッチと比較しても非常に小ぶりな部類に入る。

チューダー「ブラックベイ 54」

他のモデルと並べると小ぶりかつスマートな印象であることがよく分かる。左から順に「ブラックベイ(径41mm)」「ブラックベイ 58(径39mm)」「ブラックベイ 54(径37mm)」。

Ref.7922が備えていた美しいプロポーションに近づけるための工夫として挙がるのが、ヴィンテージマニアの間で「スモールクラウン」と呼ばれるリュウズにある。数字以外の目盛りが刻まれていない逆回転防止ベゼル、ロリポップ(棒付きキャンディ)に例えられる秒針のディテールもレトロな雰囲気を後押しする。

チューダー「ブラックベイ 54」

ベゼル側面のコインエッジ仕様のグリップなどマニア垂涎のディテールが満載!

言うまでもなく「ブラックベイ 54」の魅力は、Ref.7922の魅力を取り入れつつも復刻モデルの方向に走らず、現代的なウォッチメイキングを貫いた点にある。

自動巻きムーブメントCal.MT5400は、ウィークエンドプルーフ(週末耐性)を満たす約70時間のパワーリザーブと、スイス公認クロノメーター認定を上回る日差6秒以内(-2、+4秒)という抜群の精度を誇り、現代のライフスタイルにフィットする。ブレスレットとラバーストラップの用意があり、それぞれチューダーが独自に開発した「“T-fit” クイックアジャストクラスプ」によって、工具を一切使わずに8mmのサイズ調整が行える。

いざ探すとなかなか見つからない小ぶりのダイバーズウォッチ。あらゆる面で期待を裏切らない実力を見せるチューダーの新鋭をこの機会にチェックしてみてはいかが。

問い合わせ
日本ロレックス / チューダー TEL:0120-929-570

■連載「意欲的新作ウォッチ」とは……
2022年も高級ウォッチブランドから続々と届く新作情報。その中から、新鮮な驚きや価格以上の満足感が味わえる“活きのいい”モデルを厳選! 時代を超えて輝き続ける、腕時計のパワーを改めて感じて欲しい。

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TEXT=戸叶庸之

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