リゾート、大都市、あるいは荒野へ……。時計に目をやるたびに思考が、想像が海を超え、ここではないどこかを巡る。2時刻以上の表示機能を腕元に、好奇心を満たすリアルな旅へ出かけたい。多彩な魅力に溢れる、フレデリック・コンスタント、ベル&ロス、エルメス、モリッツ・グロスマン、チューダーの新作時計から、男のハートを鷲摑みにする“とっておき”だけをここに集結。
1.フレデリック・コンスタント/FREDERIQUE CONSTANT
世界24都市の時刻が読み取れるワールドタイマー機構を備えた名作の、誕生10周年を記念するモデル。ダイヤルにはグレーのレリーフで世界地図が描かれ、ローカルタイムをセンター針で、ホームタイムをインナーベゼルで表示。6時位置の日づけ表示ダイヤルには、ギヨシェ彫りによる繊細なソレイユ装飾が施されている。
2.ベル&ロス/BELL&ROSS
航空計器をDNAとするブランドが、都市生活者のための時計としてデザインした「BR 05」コレクション。角形ケースに丸い文字盤を組み合わせるデザインコードを踏襲して、最新作ではトラベラー必須のGMT機能を搭載。メタリックな質感のホワイトダイヤル上を24時間で一周するアロー針で、第2時間帯を表示する。視認性も抜群だ。
3.エルメス/HERMÈS
ジェローム・コリヤール氏がメゾンを象徴するシルクスカーフ「カレ」のためにデザインした“乗馬の世界地図”。これをモチーフとする絵柄をダイヤルに描き、幻想的な旅の世界へと誘う時計。12時位置の小窓でホームタイムを、時分針を備えたインダイヤルでローカルタイムを表示。外周に記された都市名に合わせることでその時間帯を示す。
4.モリッツ・グロスマン/MORITZ GROSSMANN
ダイヤルに世界地図を描き、世界6都市の時刻を瞬時に読み取れるワールドタイマー機構を搭載する。各都市の時刻は昼夜が判別しやすい24時間表示。ダイヤルの地板はガルバニック加工でベースを整え、表面にサンレイ仕上げを施すことで海を表すブルーを鮮やかに輝かせて、サーモンカラーの大陸をくっきり浮かび上がらせた。
5.チューダー/TUDOR
GMTを搭載する人気モデルに新たに加わったのはSS×YGのコンビ仕様で、時分針がローカルタイム、細長いスノーフレーク針がホームタイムを示す。24時間目盛りを配した両方向回転ベゼルを活用すれば、第3時間帯まで把握することが可能。またベゼルディスクは日中はマットブラウン、夜間はブラックのセクションに分けて表されている。