PERSON

2026.01.19

ミスを他者のせいにする「他責の人」とどう付き合うべきか

吉本NSC10年連続人気NO.1講師、桝本壮志。授業の内容を書籍化した新著『時間と自信を奪う人とは距離を置く』は高い評価を獲得。一方、「ギャルマインドで世の中のバイブスをアゲる⤴︎」というミッションを掲げて事業を展開する総長バブリー。第2回のテーマは「組織をダメにする他責思考の人との付き合い方」。

桝本壮志とバブリー

「物理的な距離」ではなく「心の距離」を取る

――成功は自分の手柄にして、ミスは他人のせいにする。あるいは他者に対する不満や愚痴ばかりを口にして、場の空気を悪くする。会社や組織にはそんな「他責の人」が付き物です。桝本さんは、「他責の人」とはどのように付き合うべきだと思いますか。

桝本 『時間と自信を奪う人とは距離を置く』にも書いたんですけど、他責思考の人は相手の時間と自信を奪ってしまいます。とくに先輩や上司といった上のポジションにこういう人がいると厄介ですよね。「これ、朝までに頼む」の一言でいくらでも時間は搾取できますし、「お前、才能ないわ。辞めたら?」の一言で自信も奪っていきます。そういう人とは距離を置くことがベストですが、仕事上ではそうもいかない。なので、まずは「物理的な距離」ではなく「心の距離」を取るべきです。

バブリー 私は他責思考の人と一緒になると、心の中ですぐに「バイバイ」と言っています。あるいは「即解散」と言う。他責の人はバイブスを吸い取っていくから、すぐに解散したほうがいい。私の心のスペースから追い出すスピードが重要だと思っています。

桝本 バブリーさんって、もともと根はものすごくマジメじゃないですか。マジメな人ほど状況に向き合い過ぎて、ハマってしまう傾向があると思うんですが、どのようにマインドセットをしたんですか?

バブリー 確かに、自分が追い込まれちゃうってこともありますよ。でも、なぜか「最終的には大丈夫だろう」と考えられる。それは私が「私」を持っているから。私は人生って「自分が主役のドラマ」っていう感覚を持っている。だから、そういう敵役みたいな人が出てくると、ドラマのシナリオには必要だよなって。神の視点というのかな、「他責の人」は人生のスパイスと考えて楽しむことができているのかもしれません。

バブリー
バブリー/Bubbly
CGOドットコム総長。山梨県甲府市生まれ。高校中退後、大阪へ家出し、ギャル文化に感銘を受ける。2022年に合同会社CGOドットコムを設立し、企業や団体の会議にギャルを送り込む「ギャル式ブレスト®」などの事業を展開する。

「アゲ」を知るために「サゲ」を受け入れろ

桝本 なるほど、ドラマの敵役か。たしかに他責の人に振り回されて、職場でも家に帰っても、その人の存在が頭の中から離れなくなると、そっちが主人公でこっちが脇役ですもんね。あくまで自分の人生は「私が主役」で「他責くんはスパイス」と考えていく大局観が必要ですよね。

バブリー そう、何事もメタ感で捉えること。「アゲを知るにはサゲを受け入れろ」って感覚。「アガる」ためには「サガる」プロセスが必要なんです。ただし、その過程の中で心が病んでしまうくらい「自分のせい」にしてはダメ。「他者のせい」にするのもダメだけど、一回くらいは「環境のせい」にしてもいいと思う。私もそうだったけど、チャンスがくれば人は変われるし、自分に合った環境があったら絶対に花が咲く。そこを忘れないでほしいな。転職したり、部署の異動願いを出したりというのも「アガる」ためのプロセスです。

桝本壮志
桝本壮志/Soushi Masumoto
1975年広島県生まれ。放送作家として多数の番組を担当。タレント養成所・吉本総合芸能学院(NSC)および、よしもとクリエイティブアカデミー(YCA)の講師。2連覇した令和ロマンをはじめ、多くの教え子をM-1決勝に輩出している。新著『時間と自信を奪う人とは距離を置く』が絶賛発売中! 桝本壮志へのお悩み相談はコチラまで。

桝本 お笑いも持ち上げてから落とすほうがウケますからね。人生の振り子「アゲ」と「サゲ」のプロセスを受け入れることは有意義ですよね。僕も貧苦に喘いだ下積み時代がありましたが、あの「サゲ」の時期がなかったら今の僕はなかったでしょうし、「サゲ」は今の自分を構成する重要な1ピースなんですよね。あのとき「どん底だ!」と思っていたけど、

どん底は二重底だったり、ギャルの厚底ブーツくらい幅があってまだ落ちて行ける余白があったりする。なので、やがて来る「アゲ」を信じて「サゲ」を受け入れていってほしいですね。

※3回目に続く

TEXT=川岸徹

PHOTOGRAPH=杉田裕一

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