24万部のロングセラー『夢と金』の著者であり、今、ビジネスパーソンが追うべき人物の筆頭である西野亮廣さんの人気連載。ビジネス書もヒットしているが絵本作家でもあり、なかでも絵本『えんとつ町のプペル』は、ビジネス書を超えるビッグ&ロングヒット! このヒットも、西野さんにかかるときっちり「分析」され、学びがある。これからのAI時代で残るものを予測した今回の記事も、音声メディア「voicy」で配信中の「#西野さんの朝礼」から編集してお届けする。
(※今回の記事を音声で楽しみたい方はコチラ)
今日は『【75万部突破!】絵本『えんとつ町のプペル』ロングセラーに見る「ノスタルジアマーケティング」』というテーマでお話ししたいと思います。
第216回
「AIで生成できないモノ」――すなわち「AI時代に取り入れなきゃいけないモノ」の1つが『思い出』だ!
「AIで生成できないモノ」――すなわち「AI時代に取り入れなきゃいけないモノ」の1つが『思い出』だ!

「絵本」というメディアの面白いところ
先日、絵本『えんとつ町のプペル』の66回目の重版が決まり(73刷目)、これで発行部数が【75万部】を突破しました。
絵本『えんとつ町のプペル』は来年2026年が【10周年】になるわけですが、発売からこれだけの年月が経っているのにも関わらず、こうして定期的に重版がかかるのは本当にありがたい話だし、「絵本」というメディアの可能性を改めて思い知らされます。
絵本『えんとつ町のプペル』の特異な点として「ずっとジワジワと売れ続けている」といったところで、先日で【75万部】に到達しましたが、売れ行きのグラフを見るかぎり、遅かれ早かれ【100万部】を突破すると関係者は見ています。
「75万部いったから、100万部いく」ということって他ではあんまり無いのですが、繰り返しますが、これが「絵本」というメディアの面白いところで、「遅かれ早かれ100万部に到達する」と見立てた理由は2つあって、
1つ目が先ほど申し上げたように「ジワジワ売れ続けている」という売上グラフの角度です。
このグラフが平らではなくて、ほぼ10年間ずっっと、ゆるやかな右肩上がりを見せているので、「このままいくと、いつか100万部に到達するよね」というのが1つ。
もう1つの理由は「絵本は親が子に買い与えるものであるから」です。
そして、その親は「子供の頃に親に読んでもらって面白かった絵本を、我が子に買い与える」という理由で絵本を選んでいる。
つまり、今、絵本を買い与えてもらった子供達が親になった時に、自分の子供に絵本を買い与える…ということが考えられる。
そのため絵本の売れ方は、1度目は「刊行当初の親世代」、2度目は「刊行当初は子供だった子達が親になった世代」といった感じで、団塊世代の人口ボリュームが団塊ジュニア世代の人口ボリュームを作ったように、世代交代に合わせて山が2回できる可能性がある。
なので、絵本『えんとつ町のプペル』はこのまま緩やかな右肩上がりを見せた後、今から7年後ぐらいにちょっとした盛り上がりを見せるんじゃないかなぁと思っています。
AIで生成できないモノの1つが『思い出』
こういう「子供の頃に読んでもらった絵本を、もう一度」みたいな動機で作品・商品を買っていただく施策を広い意味で「ノスタルジアマーケティング」と言います。
80年代のシティーポップや、90年代のJ-POPが再びブームを起こしたりしているのもそう。
広い意味だと、新海誠さんの映画や、ジブリ作品にも、その傾向が見られます。
僕は「AIで生成できないモノ(=AI時代に取り入れなきゃいけないモノ)」の1つに『思い出』を挙げているのですが、AIによって毎日数万、数十万、数百万、数千万とオリジナルコンテンツが生まれる時代に入ったので、ここからは「ノスタルジアマーケティング」がより大きな意味を持ち始めるでしょう。
次にヒットするものを見ておいてください。
たぶん、どこかに「懐かしい」が入っていると思います。
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下記の都道府県で開催が決まっています。
- 10月6日(月)に群馬
- 10月9日(木)に新潟
- 10月14日(火)に東京
- 10月12日(日)に広島
- 11月10日(月)に大阪
- 11月11日(火)に愛知
- 11月17日(月)に長野
- 11月19日(水)に沖縄
- 11月25日(火)に神奈川
- 11月26日(水)に北海道
- 12月3日(水)に東京
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- 12月10日(水)に愛媛
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- 12月23日(火)に和歌山
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