メンバーが7種のカメラでお互いを撮り下ろす――。ともにエンタメの世界で戦う仲間を、レンズを通して客観的に見た時、感じるものとは。2025年に活動15周年を迎える三代目 J SOUL BROTHERS。それぞれソロアーティストとして活躍する7人が揃ったその時、そのパワーと自身の役割を語った。今回は、山下健二郎 shooting by ELLY。
聞く力で、グループの空気を和ませていく
「みんなの間に流れる空気をいいものにする。それが自分の役割だと思っています」
その言葉どおり、山下健二郎がカメラを構えれば、あるいは被写体になれば、現場には穏やかな空気が流れ、笑いが絶えなかった。
「人の話を聞こうって常に考えています。7人いればひとりの調子がよくて、ひとりはすごく悪い、なんてことはよくあること。だからそれぞれの話に耳を傾けて、たまには愚痴もこぼしてもらって。たわいのない話で笑顔になってもらいたい。そうやって僕がいることでグループのバランスを保てたらとずっと思ってきました」
15年にわたり、7人が揃うことで感じる力は、変わらないと山下は言う。
「全員が揃うと、すごくポジティブです。もともと『俺ら絶対ビッグになれる!』とお互いに言い聞かせてテンションを上げてきた集団だし、ひとりひとりも結構ポジティブ。それが結束すると、とてつもなく前向きでいられる。根拠のない自信なのかもしれないけど、でもそうやっていくつになっても一緒に前を向いて叫んでいられる、そういう仲間がいるのは、とても誇らしいことですよ」
shooting by ELLY
山下健二郎/Kenjiro Yamashita
1985年京都府生まれ。パフォーマー。朝の情報番組『ZIP!』火曜パーソナリティーなどテレビ番組に多く出演。趣味の釣りやDIYを披露することも多い。2024年12月5日にフォト&スタイルブック『39』を発売。