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2024.01.04

USEN-NEXT HD社長、最上級の贅沢=”時速65kmリブボートで海面を疾走”

仕事に活力を与え、人生をより豊かにしてくれるこれまでに出合った“人生の最上級”を聞いた。今回紹介するのは、USEN-NEXT HOLDINGS 代表取締役社長CEO・宇野康秀のリブボート。【特集 最上級主義2024】

リブボート
イギリス製のリブボート「BALLISTIC 7.7」。荒れた海面でも走行可能、表面はゴムのように軽いが頑丈なFRP(繊維強化プラスチック)が使用されている。東京オリンピックで競技の審判船として採用されたもので、小回りが利くため、島の周りの陸地ギリギリを一周することもできる。スピードは時速65kmまで出て、瞬時に加速もできるため水上を駆る4WDと言われる。

「何にも縛られずに過ごす時間。そんな贅沢を教えてくれた」

音楽や動画配信事業のUSENやU-NEXTを率いる宇野康秀氏が現在、最上級の時間を過ごしているというのが鹿児島・与論島最大のリゾートホテル「プリシアリゾート」だ。

宇野氏は2021年の東京オリンピック、セーリング競技の審判船に使われたリブボートを買い取り、宿泊の際はこのボートに乗ると言う。

「小さくて操作が簡単、散歩に出る感覚で海に出られます。よさそうな場所を見つけたら、身体ひとつで飛びこんでフリーダイビングをしたり、釣りをしたり。何にも縛られない贅沢な時間の使い方を知りました」

フリーダイビング
宇野氏は現在、酸素ボンベを使わず潜るフリーダイビングを多く行う。最小限の荷物で海に行けるのも魅力だと話す。

トライアスロンや登山で身体を鍛えてきた宇野氏。ダイビングが好きで酸素ボンベがなくても7mは潜れるという。さらにここから釣竿を垂らせばアジやアカアマダイなどの魚も釣れる。

「普段は陸から海を眺めることが多いですが、このボートに乗って海から陸を眺めていると、視点の転換ができる気がするんですよ。陸を眺めながら『あのあたりにホテルをつくったらどうかな』など、アイデアも浮かんできます」

海から見る陸、水中から見る海。宇野氏はこのリブボートを拠点に新しい視点で何にも縛られない時間を過ごしている。

宇野康秀氏
宇野康秀/YASUHIDE UNO
USEN-NEXT HOLDINGS 代表取締役社長CEO
1963年大阪府生まれ。1998年大阪有線放送社(現 USEN-NEXT HOLDINGS)代表取締役に就任。2009年U-NEXT設立。トライアスロン日本代表として世界選手権に出場した経験も持つ。

【特集 最上級主義2024】

この記事はGOETHE 2024年2月号「総力特集:最上級主義 2024」に掲載。▶︎▶︎購入はこちら ▶︎▶︎特集のみ購入(¥499)はこちら

TEXT=安井桃子

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