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2023.02.03

【西野亮廣】表現者が「個人事業主」になってきたから、10年前には「銭ゲバ」と言われていた「制作費の話」が、今はすんなり受け入れられる!?

毎度お騒がせしております。キングコング西野です。今回の記事は、毎朝voicyという音声メディアで配信している「#西野さんの朝礼」でお話ししたことから、編集して紹介させていただきます。(※今回の記事を音声で楽しみたい方はコチラ)

今日は『制作費問題の理解が進んだ理由』という話をしたいと思います。
すっごく大切な話です。

【連載「革命のファンファーレ2~現代の労働と報酬」】

第79回 表現活動をする人達が『完全雇われ』から、『事業主』になった!

西野亮廣

10年前には「銭ゲバ」と言われていた制作費の話

宮迫博之さんのYouTubeチャンネルで情報公開となったので、もうお聞きになられているかもしれませんが、「主演:宮迫博之×脚本演出:西野亮廣」で、2023年7月に舞台を作ることが決まりました。
詳しくは、宮迫博之さんのYouTubeチャンネルでご確認ください。
西野が慣れない突撃ロケを敢行しております。コチラ→

ここ最近はミュージカルミュージカルしていましたが、今夏はミュージカルではなくて、ストレートプレイ(歌ナシ)です。
『テイラー・バートン ~奪われた秘宝~』というタイトルなんですけども、内容は「それぞれ変わった事情で、一粒の宝石を狙う変な人達のお話」です。

エロもグロも説教臭いもない、ハッピーエンドの物語なので、是非、ご家族でお越しいただきたいのですが、今回、二日間しかやらないんです。
二日間しかやらない理由は「コロナで公演中止」のリスクを極端に減らす為です。

舞台のあり方を真剣に考えて、ちゃんと行動に起こしていかないと舞台役者さん達が食っていけなくなるので、今回はそこを徹底します。
言うまでもありませんが、キャストさんに稼働していただく以上は「稽古代」は絶対に出しますし、「二日間しかやらない舞台のクオリティー」でやるつもりは一切ありません。
「これだけ作り込んだんだったら、2ヶ月ぐらいやれよ」と言われるようなものを作ろうと思っています。

当初から制作費を作っていってやろうと思っていたんですけども、「ちょっと風向きが変わったかも」と思ったことがあったので、共有しておきます。
実は、宮迫さんのYouTubeチャンネルの中でも、「舞台の予算」の話をさせていただいたんです。

「演劇業界は、役者さんの『やりがい』に甘えすぎだし、稽古代を出さないことが当たり前になっているのは、僕は反対です。役者さんには家族もいるので。
でも、それらの問題をクリアするには、当然、チケット代やグッズ代以外の売り上げを作らなきゃいけなくて、そのうちの一つの打ち手としては、プロセス(制作過程)を売っていくと言うのはあるかもしれませんね。プペルはそうやって作ったんです」

という話をさせていただいたんです。
僕のことを昔から応援してくださっている人ならご存知だとは思いますが、まぁ、ぶっちゃけ10年前から言っていることは変わらないじゃないですか?
「演者やスタッフには守らなきゃいけない家族がいるんだから、エンターテイメントはちゃんとお金の問題をクリアにしなきゃいけないし、その為にはチケットやグッズ以外の収益源の開発をしなきゃいけないよね」みたいな話は、もうずっと昔から言い続けてきたじゃないですか?

今から10年前にそのようなことを言った時に、お客さんはどんなリアクションをしたかというと、「銭ゲバ」とか「金の話かよ」みたいな石をバンバン投げてきたんです。
ですが、昨日、その話をした時に、それこそ宮迫さんのYouTubeのコメント欄に、そんな言葉は一切無くて、すごく好意的に受け入れられたんですね。

すごくイイことだと思います。
活動を続けていく為には、スタッフや家族を守っていく為には、お金の話とは絶対に向き合わなきゃいけないのだから。
ただ、それにしても、なぜ、こんなに風向きが変わったのでしょうか?

表現活動をする人達が『完全雇われ』から『事業主』になった

いろいろ考えてみたのですが、一つ大きな変化としてあったのは、この10年で、芸人やアーティストや役者やタレントといった、表現者(インフルエンサー)が、本当の意味で個人事業主になってきたからだと思います。

タレントって、これまで事務所が全部やってくれていたから、たとえば劇場に出ているけれど、劇場の維持費とか知らないんです。
劇場で働いてくれているアルバイトの子の給料も知らない。

だけど、それこそYouTubeなんか始めると、再生回数がいくらで、それによって広告費がいくら入ってきて、それによって「スタッフを雇う雇わない、給料いくらにする」ということを考えなきゃいけなくなるじゃないですか?
「活動を続けていくにはお金が必要」ということを身を持って知ったから、活動費を作る為のアプローチには肯定的なんです。

今さら「クラウドファンディングって何ですか?」とか「新手の詐欺ですか?」とか言うタレントいないじゃないですか?
昔は皆が言ってたんですね。なので、そのファンも続いて言っていた。

今回、お金に関しての理解が少し進んだように感じたのは、「表現活動をする人達が『完全雇われ』から、『事業主』になったから」というのが大きいんじゃないかなぁ?と思いました。

すごくイイ傾向だなぁと思う一方で、「10年前に、今のように話を聞いてもらっていたら、一体、どんな未来が来ていたんだろうなぁ?」と思ったりもします。

とにもかくにも、宮迫さんとの舞台は、ちゃんと健康的な運営をして、皆が幸せになる形で、とびっきり面白いモノをお届けします。
カッコイイ先輩のカッコイイ姿が見れそうで、すごくワクワクしています。
見届けていただけると嬉しいです。

お知らせ!【2023年2月17日(金) 21時30分〜】 舞台『テイラー・バートン』の予算会議(生配信)を見れる権はコチラから

夏に宮迫さんと仕掛ける舞台『テイラー・バートン ~奪われた秘宝~』の予算会議が2月17日にあります。こちらはオンライン配信させていただくこととなっておりまして、参加者はすでに1500名を突破しています。
 

お知らせ! 西野亮廣のビジネス書最新刊『夢と金』がAmazonで予約受付中! コチラから

※予約早々、Amazonランキング書籍総合1位になった話題の一冊です。
※2023年4月19日発売予定

西野亮廣「夢と金」

撮影:鞍留清隆

 

お知らせ! 出版する前に「西野亮廣オンライン勉強会『夢と金』」を開催します。コチラから

親子で聞いていただきたい勉強会です。ぜひご家族でご参加ください。チケットは800円です。
勉強会は、とびっきり丁寧にお届けします。難しい話を、どこよりも簡単に、お話しします。
『夢とお金』の勉強会です。是非!

 

お知らせ! こどもたちに絵本を贈るプロジェクト「『CHIMNEY TOWN GIFT』のNFT」が話題に!

※これは「子供施設に絵本を支援したことを証明してくれるNFT」で、NFTの売り上げで絵本を購入して子供施設にプレゼントします。

 

お知らせ!『西野亮廣講演会』全国各地で続々開催決定!

『西野亮廣講演会』のお知らせです。
下記の都道府県で開催が決まっています。
2023年2月22日(水)に愛知、
2月23日(木)に沖縄、
2月25日(土)に愛知、
2月27日(月)に秋田、
3月11日(土)に新潟、
5月13日(土)に静岡で、それぞれ『西野亮廣講演会』がございます。
私、西野亮廣がマイク一本で1時間半ほど喋る変なイベントです。
チケットをお求めの方は、『西野亮廣全国講演会』で検索してみてください。
サロンメンバーさんが作ってくださったイイ感じのホームページに飛びますので、そちらから。
会場によっては、まだ、チケットを発売してなかったりしますが、そのへんはご容赦ください。
講演会開催情報

よろしくお願いします。

西野亮廣氏ポートレイト

西野亮廣/Akihiro Nishino
1980年生まれ。芸人・絵本作家。モノクロのペン1本で描いた絵本に『Dr.インクの星空キネマ』『ジップ&キャンディ ロボットたちのクリスマス』『オルゴールワールド』。完全分業制によるオールカラーの絵本に『えんとつ町のプペル』『ほんやのポンチョ』『チックタック~約束の時計台~』。小説に『グッド・コマーシャル』。ビジネス書に『魔法のコンパス』『革命のファンファーレ』『新世界』。共著として『バカとつき合うな』。製作総指揮を務めた「映画 えんとつ町のプペル」は、映画デビュー作にして動員196万人、興行収入27億円突破、第44回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞という異例の快挙を果たす。そのほか「アヌシー国際アニメーション映画祭2021」の長編映画コンペティション部門にノミネート、ロッテルダム国際映画祭クロージング作品として上映、第24回上海国際映画祭インターナショナル・パノラマ部門へ正式招待されるなど、海外でも注目を集めている。また「えんとつ町のプペル」は、ミュージカルや歌舞伎にもなっている。

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連載
『革命のファンファーレ』から『夢と金』

猛烈な勢いで仮説・検証・実行・改善を繰り返し、多彩なプロジェクトを成功させてきた西野亮廣さん。ベストセラー『夢と金』の著者でもあり、現代の日本において、ビジネスパーソンがベンチマークすべき人物の筆頭といえる西野さんの“今”をお届けする連載。

TEXT=西野亮廣

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