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2022.12.16

【西野亮廣】「夢“か”金」じゃなく、『夢“と”金』で語れる日本人は少ない!? 超シンプルなタイトルのビジネス書が、発売4ヵ月前からAmazonランキング1位

毎度お騒がせしております。キングコング西野です。今回の記事は、毎朝voicyという音声メディアで配信している「#西野さんの朝礼」でお話したことから、編集して紹介させていただきます。(※今回の記事を音声で楽しみたい方はコチラ

今日は『「夢と金」というテーマを後回しにしてきた日本人』というテーマでお話ししたいと思います。

【連載「革命のファンファーレ2~現代の労働と報酬」】

第73回 「夢」と「お金」を分けて考えるなんて、絶対に間違っている。そして、その真実を子供達に教えないのも絶対に間違っている。

西野亮廣

最新刊の件で界隈がザワついております

僕の最新刊『夢と金』の件で界隈がザワついております。
今、とくに話題になっているのが「Amazon総合ランキングで1位になったけど、まだ一文字も書いてない」という部分ですね。

これはパフォーマンスでも何でもなくて、本当に、まだ一文字も書いてないんです。
「締切を設けないと西野が逃げ続ける」というところから始まって、ただ、僕の場合、締切を設けても「締切を先延ばしにする」という権力めいたものを既に獲得してしまっているので、締切なんてあってないようなものなので、「だったら発売してしまおう」ということになりまして…まだ一文字も書いてないビジネス書の予約をスタートさせてみました。
今、担当編集者さんはメチャクチャ、ソワソワされているみたいです。
だって、予約をスタートした商品が、まだ1ミリもできてないんだもん(笑)
大変ですよね。

ただ、書く内容はもう決めているんです。
1%の努力じゃ幸せになれないし、『脱・成長』に賛同したところで、世界は構わず成長し続けるから相対的に自分が貧しくなるだけで、結局のところ、『お金の勉強』をキチンとして、適量の努力をして、しっかり成長しないと、貴方は勿論のこと、貴方の子供もかなりマズイことになるから、ちゃんとお金の勉強をしましょうね…というものです。

それを評論家が書くのではなくて、現場で「夢」を作って、現場で「お金」を触っている人間が、「世間的に正しいと言われているコレを試してみたけど、嘘でした」とか、「意外とコレは役に立ちましたよ」という体験記を書こうかと思っています。

ワイドショーのコメンテーターが語るNFT論よりも、実際にNFTを触って、実際に取引量世界一をとった人間が語るNFTの話とかの方が響くじゃないですか。

なので、日本中の子供達と、子供を守りぬきたいけど「お金」の知識がないばかりに、「お金」の話を子供達に教えてあげられない日本中の大人達に向けて、机上論じゃなくて、憶測じゃなくて、夢とお金の現場から声を届けようと思っています。

Amazonで『夢と金』で検索したところ、西野の最新刊しか出てこない

さて。
「まだ一文字も書いてないのにAmazon総合ランキング1位」でお馴染みの最新刊『夢と金』ですが、Amazonで『夢と金』で検索したところ、西野亮廣最新刊の『夢と金』しか出てこないんです。

これはあまり知られていませんが、本って、1日平均200冊ぐらい出版されているんです。
つまり年間で7万2000作品の新刊が出てるんですね。
10年間だと、72万作品です。
なので2000年代に入ってからだと、150万作品が出ている。
にも関わらず『夢と金』というシンプル極まりないタイトルが使われてないんです。

正直、「どうせ、同タイトルの本が数十冊ぐらいあるだろうけど、まぁ、内容で違いをつけられるし、かぶってもいいや」ぐらいに思っていたのですが、どっこい、同じタイトルの本が一冊も無かったんです。
『夢と金』というタイトルが、過去に一冊も出てなかったんですよ?
ビックリしません?

これについて、担当編集者さんが言ってて「なるほどなぁ」と思ったんですけども、つまるところ、「日本人は、それだけ『夢と、お金』というテーマを後回しにしてきた」ということだと。
夢の話をする人はいるし、お金の話をするファイナンシャルプランナー的な人もいる。
だけど、この二つをセットで語る人がいない。

というか、やっぱり日本人は「夢か金」という考え方で、ず〜っときていた。

でも、「まえがき」にも書きましたが、お金が尽きたら、夢は尽きるんですね。必ず。

「夢」と「お金」を分けて考えるなんて、絶対に間違っている。
そして、その真実を子供達に教えないのも絶対に間違っている。

「『夢と金』というシンプル極まりないタイトルが過去に一度も使われていない」というのは、すごく象徴的な出来事だなぁと思いました。

あと、もう一点。
自分が『夢と金』というタイトルに決めた時に、「つけにくいタイトルだなぁ」とは思いました。
というのも、「夢」と「お金」を並べてしまうと、「お金の為にやってんのかよ」「結局、金稼ぎかよ」という日本人ツッコミが飛んでくることが容易に想像できちゃうので。

それに対して、「いやいや、誰よりも大きな夢を追いかけて、順番に作っていってますけど」と返せる人間じゃないと『夢と金』というタイトルはつけられない。

「夢」の部分の割合が大きいことが大事なんですね。

お金のプロが「夢と金」というテーマで本を書いても、どこか説得力に欠ける。
西野とか、スタジオジブリの鈴木敏夫さんみたいな人が書かないとシックリこないというのがありそうです。
このあたり、面白いテーマだなぁと思っています。

第1章の一番最初のラフ原稿、オンラインサロンで公開

これから書く本なので、色々と世間の反応を見ながら、自分が伝えたいことを書いていこうと思います。
ちょうどさっき、第1章の一番最初の「たったの知識不足で命を落とすな」のラフ原稿を書き上げたので、オンラインサロンで公開しました。
「3574文字」です。
冒頭から、熱くなってます。
よろしくお願いします。

お知らせ!西野亮廣のビジネス書最新刊『夢と金』の予約がAmazonでスタート! コチラから

※予約早々、Amazonランキング書籍総合1位になった話題の一冊です。
※2023年4月19日発売予定

西野亮廣「夢と金」

撮影:鞍留清隆

 

お知らせ! こどもたちに絵本を贈るプロジェクト「『CHIMNEY TOWN GIFT』のNFT」がスタート!

※これは「子供施設に絵本を支援したことを証明してくれるNFT」で、NFTの売り上げで絵本を購入して子供施設にプレゼントします。

 

お知らせ! キングコング西野亮廣がデザイン監修を手がけたゴミNFTコレクション『Poubelle』をOpen Seaで販売中

DAOコミュニティ「CHIMNEY TOWN DAO」より、週に1体ずつ描きおろしの1点物のゴミのNFTコレクション「Poubelle」を、オークション形式で販売しています。
『Poubelle』(フランス語で「ゴミ箱」の意)は、そのへんに落ちてるゴミをモンスター化してみたNFTコレクションです。

NFTコレクション「Poubelle」

 

お知らせ! プペル歌舞伎の写真(額装済み&保証書付き)の新作『父と息子』(限定20点)が出ました

追加生産はしない作品なので、興味がある方は是非。
【限定20枚】プペル歌舞伎『親子』

新作『父と息子』

 

お知らせ!『西野亮廣講演会』全国各地で続々開催決定!

『西野亮廣講演会』のお知らせです。
下記の都道府県で開催が決まっています。
12月23日(金)に愛媛、
1月28日(土)に静岡、
2月22日(水)に愛知、
2月27日(月)に秋田で、それぞれ『西野亮廣講演会』がございます。
私、西野亮廣がマイク一本で1時間半ほど喋る変なイベントです。
チケットをお求めの方は、『西野亮廣全国講演会』で検索してみてください。
サロンメンバーさんが作ってくださったイイ感じのホームページに飛びますので、そちらから。
会場によっては、まだ、チケットを発売してなかったりしますが、そのへんはご容赦ください。
講演会開催情報

よろしくお願いします。

西野亮廣氏ポートレイト

西野亮廣/Akihiro Nishino
1980年生まれ。芸人・絵本作家。モノクロのペン1本で描いた絵本に『Dr.インクの星空キネマ』『ジップ&キャンディ ロボットたちのクリスマス』『オルゴールワールド』。完全分業制によるオールカラーの絵本に『えんとつ町のプペル』『ほんやのポンチョ』『チックタック~約束の時計台~』。小説に『グッド・コマーシャル』。ビジネス書に『魔法のコンパス』『革命のファンファーレ』『新世界』。共著として『バカとつき合うな』。製作総指揮を務めた「映画 えんとつ町のプペル」は、映画デビュー作にして動員196万人、興行収入27億円突破、第44回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞という異例の快挙を果たす。そのほか「アヌシー国際アニメーション映画祭2021」の長編映画コンペティション部門にノミネート、ロッテルダム国際映画祭クロージング作品として上映、第24回上海国際映画祭インターナショナル・パノラマ部門へ正式招待されるなど、海外でも注目を集めている。また「えんとつ町のプペル」は、ミュージカルや歌舞伎にもなっている。

●国内最大となる、約4万人の会員数を誇る有料会員制コミュニティー(オンラインサロン)「西野亮廣エンタメ研究所」はこちら
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過去連載記事

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連載
『革命のファンファーレ』から『夢と金』

猛烈な勢いで仮説・検証・実行・改善を繰り返し、多彩なプロジェクトを成功させてきた西野亮廣さん。ベストセラー『夢と金』の著者でもあり、現代の日本において、ビジネスパーソンがベンチマークすべき人物の筆頭といえる西野さんの“今”をお届けする連載。

TEXT=西野亮廣

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