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2022.03.18

【YOSHIKI】プライドを捨てなければ、成長し続けることはできない

エンタテインメント、ワイン、ファッションと、さまざまな分野で圧倒的な才能をみせるYOSHIKI。唯一無二の存在として輝きを放つ男の生き様に迫る。【シン・男の流儀】

YOSHIKI

「納得のいくものができなければ世に出さない」

伝説のバンド・X JAPANを率いて日本の音楽業界に革命を起こし、ソロとしても世界ツアーを成功させるなどグローバルに活躍するYOSHIKI。天皇陛下御即位十年記念式典における奉祝曲の作曲やロックの殿堂・米マディソン スクエア ガーデン、英ウェンブリーアリーナ、そしてクラシックの殿堂・米カーネギーホールという世界三大音楽聖地の制覇。さらにはサラ・ブライトマンとのコラボレーション、SixTONESへの楽曲提供など、その音楽活動の振れ幅はあまりにも大きい。近年は、着物デザインや、ワインのプロデュース、また仏バカラのアルクール・グラス180周年を記念したデザイナーに抜擢されるなど、新しい分野にも挑戦。それも、「納得のいくものができなければ世に出さない」と、こだわりはかなりのものだ。

3年ぶりの開催となる8月のディナーショーも、また然り。日中に〝ブレックファーストショー〞を設定し、最新の映像や照明を駆使したド派手な演出を予定。自身のライブパフォーマンスに加え、バレエ団との共演や私物を出品するチャリティーオークション、料理も20公演すべてメニューを変えるなど、従来のディナーショーとは一線を画したものになっている。

「ステージがせり上がってくるディナーショーなんて、これまでなかったんじゃないかな(笑)。僕は何に対しても、前向きな疑問から入るようにしています。今回であれば、『ディナーショーはこうあるべきなんて、誰が決めたの?』と考えることから始めた。人が決めた定義があるとしたら、それを壊し、自分で新しく作ればいい。僕はずっとそうやって生きてきました」

濃密な人生を歩み、最後は砕け散ってもいい

X JAPANでピアノソロを取り入れた時も、ロックミュージシャンながらクラシックを演奏した時も、初めは異端と捉えられ批判もあった。そんな声を、圧倒的なパフォーマンスで黙らせ、ニュースタンダードにしてきた。

「何事もやりきりたい、という強い想いがあるんです。それはきっと、子供の頃に父の死を経験しているからかもしれません。自分が今ここに存在するのは〝生かされているから〞だと思っているし、常に、生きるとは何だろうという問いについて考えている。人生は長さではなく密度。せっかく生を与えられているのだから、思い切り生き、最後はガラスのように砕け散ってしまってもいい。薄く生きることは、僕にとって、人生を放棄していることと同じなんです」

今の自分は10点満点中4.5点

完璧を求めるがゆえに、自身に課すものは大きく、ストイックだ。とある雑誌の表紙で肉体を披露することになり、約2ヵ月間の厳しい食事制限とトレーニングで、身体をバキバキに仕上げたこともあった。

「僕、筋肉が全然つかない体質なので困ってしまって。結局、人の3倍のトレーニングをこなして何とか身体をつくりました。もちろん、僕にも怠けたい気持ちはある。でも、自分のなかにYOSHIKIをプロデュースする人格がいて、それに応えなくてはと必死に頑張っている感じです」

では、目指すYOSHIKI像とは?

「それは答えるのがなかなか難しい。他者から称賛される自分になれたら幸せなのかというと、それは違う気がするし。自分が望む生き方と、他者が期待する姿が同じなら幸せなのでしょうけれど。いずれにせよ、今の自分に満足はしていません。10点満点なら4・5点くらいですね」

自らの信念を貫き、全身全霊で挑み続けながら、そんな自分をさらりと否定する。

「完璧な人間なんて、この世にいません。僕にしても、足りない部分や間違っていることがたくさんあるはず。そんな自分をこれでOKと肯定していては、成長はストップしてしまう。実績や成功体験がある人ほど、プライドが邪魔して自分自身を批判的な目で見ることができなくなるかもしれない。でも、つまらないプライドを捨て、自分を否定できなければ、次のステージには進めないと思います」

パンデミックによって、ここ2年で100もの公演を中止せざるを得なくなった。しかし、「音楽配信が急速に普及するなど、メタバースを含め可能性の広がりを感じた」と前を向く。

「物事には、影もあれば必ず光もある。まだ世界には、大きな悲しみや苦しみが広がっているけれど、角度を変えれば、きっと希望やチャンスが見えてくるだろうと思います。少なくても、僕自身はいつもポジティブでありたいし、未来は明るいと言い聞かせて生きています」

破壊と再生、信念と挑戦、否定と成長。輝き続ける男が抱く想いは、とてつもなく熱い。

YOSHIKI’s WORK

Wine/後世に軌跡を残すワイン造り
YOSHIKIとナパ・ヴァレーの名醸造家、ロブ・モンダヴィJr.がタッグを組んだ「Y by Yoshiki」。昨年12月に新ヴィンテージが解禁された。

YOSHIKI

Y by Yoshiki

YOSHIKI

ナパ・ヴァレーの醸造所にて試飲。

YOSHIKI

ロブ・モンダヴィJr.は、カリフォルニアワインの父と呼ばれたロバート・モンダヴィを祖父に持つ。

Dinner Show/ディナーショーの新しいカタチを提案
8月11日~28日、グランドハイアット東京で、「YOSHIKI+(PLUS) Presents EVENING / BREAKFAST with YOSHIKI 2022 in TOKYO」を開催。演目や演出、メニューまで、すべてにYOSHIKIのこだわりが詰まっている。チケット詳細はこちら
YOSHIKI
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Card/クレジットカードの〝顔〞にまで!
楽天カード YOSHIKIデザインは、発表されるや否や大きな話題に。年会費永年無料、チケットの先行予約サービスをはじめ、楽天市場の利用で楽天ポイントが最大3倍になるなど、会員向け特典も充実。
YOSHIKI

YOSHIKI
1982年にX(現X JAPAN)を結成し、’89年にメジャーデビュー。「紅」や「ENDLESS RAIN」など、数々の名曲を世に送り出し、ハリウッド映画のテーマソングの作曲など、ソロとしてもグローバルに活躍。慈善活動にも力を入れており、2021年、紺綬褒章を受章。「YOSHIKIMONO」を立ち上げ、自ら着物をデザインするなど、幅広く活動している。

TEXT=村上早苗

PHOTOGRAPH=古谷利幸

STYLING=奥村嘉之、橋本由香(ともにa style inc.)

HAIR&MAKE-UP=高木俊浩(FLAT)

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