1972年の設立以来、一貫して日本(福井県・鯖江)製の高品質なアイウエアを生み出し続ける「EYEVAN」。その眼鏡をかけた熱き男たちを写真家・操上和美が撮り下ろす連載「男を起動させる眼鏡#20」。
PERSON 20
ソムリエ/田崎真也
普段、裸眼で過ごすことが多いソムリエの田崎真也氏。しかし最近は、年齢とともに老眼も入ってきたため、ディナーショーなど薄暗い場所での仕事の場合、手元の原稿や資料を確認する意味でも眼鏡は必須だという。
「この仕事を始めた当初は眼鏡を使用していませんでした。ですので必要となってからも、あまり見た目の印象に影響しない繊細なツーポイントフレームなどをかけてきました。逆にプライベート用では、自分のキャラクターと重ねる意味でワインカラーの眼鏡を選ぶなど、シーンごとにかけ替えていたのです」
今回新たに選んだ1本は、これまでチョイスしてきたフレームとは異なるものだとか。
「この眼鏡は個人的にはやや大振りで、広い視界を持つところに特徴があります。私は長年、船釣りを趣味としているのですが、以前は裸眼で出かけていました。しかし時を経るごとにテグスを結ぶ際に煩わしさを感じたり、最近は乱視も加わったので、竿先を凝視する時にも違和感が出てきたのです。そこでこの新しいフレームは遠近両用レンズにしました。視点がピタリと定まることに加え視界も広いので、思う存分趣味に集中できるようになりました。またこのフレームはデザイン的にもスマートなコンビネーション型。そのまま仕事に出かけられるスペックだと感じています」
もうひとつ田崎氏ならではのこだわりが、フレームカラーにあるという。
「繊細な輝きを放つシャンパンカラーのメタルパーツがポイント。そもそもシャンパーニュというお酒はパーティやお祝い事だけでなく、プライベートな時間をじっくり楽しむなど、さまざまなシーンで飲まれるものです。この眼鏡も品のよい輝きを放つゴールドカラーを取り入れており、講演など多くの人の前に立つ時だけでなく読書をする時、それに野外で趣味に興じる時、知人と会食する時など多彩なシーンに合うと思います。まさにシャンパーニュのごとき1本。そんなオールマイティなところが特に気に入っています」
Shinya Tasaki
1958年東京都生まれ。'77年にワインを学ぶため、フランスに渡航。帰国後、’83年に全国ソムリエ最高技術賞コンクール優勝。’95年には世界最優秀ソムリエコンクールにおいて日本人で初めて優勝を飾った。現在は、日本ソムリエ協会の会長を務めている。ワインだけでなく、日本酒や焼酎への造詣も深い。
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