1972年の設立以来、一貫して日本(福井県・鯖江)製の高品質なアイウエアを生み出し続ける「EYEVAN」。その眼鏡をかけた熱き男たちを写真家・操上和美が撮り下ろす連載「男を起動させる眼鏡#18」。
PERSON 18
サイバーエージェント代表取締役社長/藤田 晋
眼鏡の聖地として知られる福井県・鯖江の出身である藤田 晋氏。幼い頃、近所には眼鏡関係の商売を営む家系の友達も多かった。そんな藤田氏だが、現在までのところ眼鏡スタイルの印象はそれほど強くない。ただし自宅等では眼鏡を着用し過ごすことも多いと言う。
「昔から眼鏡といえば黒縁の存在感ある太フレームのものが自分のイメージでした。プロダクトとしても重厚な黒縁デザインこそ眼鏡の王道という思いがあったのです」
しかし、実際にそういったインパクトあるフレームを長時間着用していると、疲れを感じることも多々あるのだそう。
「自分にとって眼鏡は少しばかり変装や武装の意味があったのかも知れません。知らず知らずのうちにもう一人の自分を演じていたというか……。今回は発想を変えて年齢相応であることに加え、よりカジュアルに眼鏡スタイルを楽しむための1本を選びました」
今回着用したフレームは、1950年代をイメージさせるスクエア・ウェリントン型。クラシカルでありつつ現代的なスマートさをも兼備する仕上がりだ。
「本当に軽快な装着感です。今までの(所有していた)ものと比べてみると、どうしてあんな重い眼鏡をかけていたのかと不思議に思うくらい。こんな快適なフレームがあることを、眼鏡の聖地出身でありながらまったく知りませんでした(笑)」
また、藤田氏は“軽い”というだけでこの1本を選んだわけではない。
「ヴィンテージ風の存在感を持ちながら、スマートで快適なかけ心地というところが気に入りました。現物を細かくチェックして、全体のバランスやディテールの繊細さなど、完成度の高い作りに満足しています。やっぱり眼鏡は鯖江メイドが一番ですね」
Susumu Fujita
1973年福井県生まれ。’98年にサイバーエージェントを創業し、2000年に当時、史上最年少社長として東証マザーズに上場。「21世紀を代表する会社を創る」を会社のビジョンに、インターネット産業において高い成長を遂げる。新経済連盟 副代表理事。著書に『渋谷ではたらく社長の告白』『起業家』『仕事が麻雀で麻雀が仕事』がある。
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