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2017.08.01

山中伸弥「研究者魂 経営者脳 ~iPS細胞実用化を目指して~」Study10

ここ数年は、京都にあるiPS細胞研究所(CiRA[サイラ])と、研究者として所属している、米・サンフランシスコのグラッドストーン研究所を行き来する生活が続いています。加えて、国内や海外の出張があるため、CiRAに丸一日いることができなかったり、出勤が少ない月もあります。そんな時でも所長として判断すべきことが多々ありますから、滞りなく進めるために時間の使い方は工夫しています。

研究者魂10

あらためて考えると、落ち着いて机に向かっているよりも、移動時間で仕事を進めていることの方が多いような気がします。出発前にメールチェック、資料やスライドの作成等、移動中に何をするか頭のなかで決めています。特にCiRAメンバーとはメールでやりとりすることが多いので、お互いの時間を大切にするため、簡潔な内容を心がけています。急な案件等もありますから、自分のイメージ通りにすべてを済ませることができないこともあります。

エネルギーと時間を最大限に使った生き方に感動

研究者魂10-1

(C)京都大学iPS細胞研究所 グラッドストーン研究所に行くタイミングの7月23日に開催される、サンフランシスコマラソンに寄付募集のため初出場!

海外出張の多い生活のため、時差ボケで体力を奪われることもしょっちゅうです。54歳ということもあり、どうしたら早く回復できるか考えるのですが、私の場合は、滞在先でも普段通りのルーチンで過ごすと体調が良いようです。CiRAにいる時は、お昼休憩中にランニングに行き、その後、10分ほどで食事を済ませています。それはサンフランシスコでも変わりません。どこに行っても普段通りに過ごすことで、心が落ち着き、移動先でも生活リズムが整いやすいのだと思っています。

こうした日々のなか、時々、稲盛財団の稲盛和夫理事長と対談でお話しした時のことを思い出します。稲盛理事長は京セラを経営されていた52歳の頃に、新たに第二電電(現KDDI)を作られ、同時に稲盛財団の設立と京都賞の創設、さらには、盛和塾を立ち上げられたと聞きました。そのエネルギーと時間を最大限に使った生き方に感動し、自分もどんどん挑戦していかなくてはと奮い立たされました。時間のやりくりをもっとうまくして、新たな挑戦のために、じっくりと考える時間を増やしたいです。

山中伸弥の今月のひと言。
7月23日に開催されたサンフランシスコマラソンに寄付募集のため、初出場しました。タイムは3時間52分11秒で無事に完走することができました。iPS細胞研究基金にご支援くださった皆様、応援してくださった皆様に心から感謝申し上げます。

Tポイントカードからのポイント寄付も可能なYahooネット募金でも引き続き、寄付を募っておりますので、よろしければご覧ください。
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5113001/

iPS細胞研究所
公式Facebook:https://www.facebook.com/CiRA.KyotoUniv/
公式Twitter:https://twitter.com/cira_ku_j/

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