英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者のお話、第298回。

“A powerful tearjerker.”という映画を見たら大号泣
最近、映画を見たいという気持ちはありつつ、スマホで見るショート動画に慣れてしまい、さらに日頃の疲れも溜まっていてなんだか長編が見られなくなっています。
それでもなにかを見たい、そういう時はだいたい映画のトレイラーをチラ見して映画を見た気になっています。トレイラー時点でめちゃくちゃ面白そうであれば、後日映画館に行ったり、サブスク動画サイトにアクセスしたりしています。
その日も、いつものように海外映画のトレーラーを見ていたらこんなアオリ文章が流れてきました。
“A powerful tearjerker.”
ティアジャーカー?
Tearは「涙」ですしJerkerは「ひっぱる人」の意味です。
「パワフルな涙をひっぱる人」ってなんでしょうか。
意味がよくわからず、でも映画自体は面白そうだったので、そのまま動画サイトで日本語字幕付きで見てみました。
Tearjerker=泣かせにかかってくる作品
30分後、私は涙を拭いたティッシュの山に埋もれていて、その意味がよくわかりました。
英語の作品レビューなんかでは
“That scene was such a tearjerker.”(あのシーン、泣けた)
というように使われていました。
ちなみに私は中年と呼ばれる年齢になってから、異常に涙腺がゆるくなり、作品が面白いか面白くないかはあまり関係がなく、人が泣いているのを見るだけで一緒に泣いてしまうようになりました。その映画もむちゃくちゃ面白い、というわけではなかったのですが、「御涙頂戴」の泣かせにかかってくるシーンがてんこ盛りで、まんまと私も涙をひっぱられ泣いていたというわけです。
(さらに蛇足ですが「timelesz projectでも若い候補生たちが毎回泣くので、別に推しでもなかったはずなのに私も毎回一緒に号泣していました)
だけど涙を流すのって、なんだかストレス解消になりますよね。
以来クセになって、気づけばまた、検索窓に "Best tearjerker movies" と打ち込んで、次の「泣かせ映画」を探している私です。