AND MORE

2025.02.03

超優秀な人が実践する。仕事にまったくやる気が出ず、嫌気がさした時の対処法

周りの人と同じように頑張っているはずなのに、どうして差がついてしまうのか。誰でもできるのに、実は誰もやれていない「仕事ができる人」になる秘訣とは? ビジネススキルの解説で話題沸騰の「にっしー社長」こと、西原亮氏の著書『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』より一部を抜粋・再編集して紹介する。【その他の記事はこちら】

christin-hume / unsplash ※写真はイメージ

とりあえず4分間だけ作業をしてみる

どんな人でも生産性が落ち、仕事が手につかなくなるときはあります。仕事ができる人は、自分自身の生産性が落ちることを認識し、その対策を考え実行します。ここでは、私が実践している「やる気がでないときの対策」をお伝えします。

私は会社の経営以外に、SNSの運営、DX分野の新規事業など、あらゆる業務でタスクをすすめなければなりません。そこで、毎週日曜日の14時に、翌週のTODOを洗い出しています。さらに毎日、朝一番にTODOを洗い出しています。

しかしある日、まったくモチベーションが湧かない日が訪れました。日程調整といった「やれば済むTODO」すらやりたくないほど、何もできない状況が、何日も続いたのです。あなたにも似たような経験はないでしょうか?

人間のやる気やモチベーションは一定ではありません。ある日突然下がったり、なくなってしまうこともあるのです。だからこそ、対策が必要です。私の場合はあまりにもTODOがありすぎて、その膨大さに圧倒され嫌気が差し、とても前に進む気になれなかったのです。TODOを洗い出すことで頭の中がスッキリするかと思いきや、逆に多すぎるTODOが可視化され、自分自身のやる気を削いでしまうケースでした。

やる気を心理学的に分析、提唱した人がいます。『Contact:The First Four Minutes』という書籍を出版したレナード・ズーニンです。

やる気は「最初の4分間」が大事ということを提唱し、書籍では「ズーニンの法則」=「初動4分の法則」と定義しています。そもそも「人のやる気は後からついてくる」ものであり、たとえ最初は苦しくても行動する内に「作業興奮」という状態になり、やる気が出てくるというメカニズムです。

人間の感情や意欲の維持に深く関わっている機能である、脳の側坐核という部分(前頭前野のすぐ後ろの奥)があります。作業興奮によって「側坐核」が刺激されると、意欲をもたらすドーパミンが分泌され、やる気スイッチが入ります。「やる気が出たらはじめよう」ではなく「とりあえずはじめてやる気を出そう」という考え方がとても大事であり、その分岐点が「最初の4分」なのです。

私はこのメカニズムをもとに、やる気が出ないときの対策を考えました。いつもやっている「TODOを洗い出す」という整理を放置し、次の4つの手順で作業を行うと一気にやる気が湧いてきます。

1:すぐ処理できる超簡単な作業をやってみる
2:作業興奮になり、やる気がでてくる
3:ここではじめてTODOを整理し、洗い出す
4:TODOに優先順位をつけ実行する

もしモチベーションが下がったり、やる気がでずTODOをうまく消化できないときは、まずはいまある一番簡単なTODOから手をつけてみてください。

もし、いまあるTODOに手をつけるのが難しければ「とにかく4分間だけ、仕事に関連する何かの作業をしてみる」でも構いません。パソコンを開いて、既読メールの整理をしたり、業界の話題をネットで調べてみるなど、なんでも大丈夫です。

4分間で「作業興奮」の状態をつくることを意識してください。

TEXT=西原亮

PICK UP

STORY 連載

MAGAZINE 最新号

2025年3月号

自分らしい、靴と鞄

GOETHE(ゲーテ)2025年3月号

最新号を見る

定期購読はこちら

バックナンバー一覧

MAGAZINE 最新号

2025年3月号

自分らしい、靴と鞄

仕事に遊びに一切妥協できない男たちが、人生を謳歌するためのライフスタイル誌『ゲーテ3月号』が2025年1月24日に発売となる。今回の特集は“靴と鞄”。エグゼクティブが実際に愛用するものから、オンとオフを格上げし、ライフスタイルを充実させる「自分らしい」靴と鞄を紹介する。表紙にはSnow Manの目黒蓮が初登場。

最新号を購入する

電子版も発売中!

バックナンバー一覧

SALON MEMBER ゲーテサロン

会員登録をすると、エクスクルーシブなイベントの数々や、スペシャルなプレゼント情報へアクセスが可能に。会員の皆様に、非日常な体験ができる機会をご提供します。

SALON MEMBERになる