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2022.12.27

鈴井貴之、西野亮廣、牛角創業者etc.夢見た暮らしをかなえた邸宅4選【まとめ】

ツリーハウスに、絵本のような世界、はたまた人を招きたくなる空間など、2022年も仕事人たちの邸宅を数多く取材。かつて夢見た暮らしをかなえた浪漫に溢れる4軒をまとめて紹介する。※GOETHE2022年12月号掲載記事を再編。

夢見た暮らしをかなえた浪漫に溢れる邸宅

1.西野亮廣の「えんとつ町のプペル」を体現した自邸

西野亮廣氏

アンティークのライティングテーブルが置かれる、1階の書斎の中央。ここが西野亮廣氏の定位置。「こんな場所なら仕事に集中できそうだ」と西野氏も楽しそう。

理想がすべて叶った! プロの技が冴える「作品」でもある家

独自の発想と想いをカタチにする行動力で、ファンのみならず彼を知る誰からも「一目置かれる存在」、西野亮廣氏。地元・兵庫県川西市に「えんとつ町のプペル」の世界観を体現する自邸を建てた。常に一歩も二歩も先を行く彼のことだから、きっと他では見られないもののはずだと、引き渡し当日に、編集部も同行させてもらった。

兵庫県川西市は、阪神間にある人口15万人の都市。古くは清和天皇のひ孫・源満仲がこの地に本拠地を置いたそうだ。温暖な気候に恵まれ、いちじくなどブランドフルーツで知られる一方、大阪中心部へも電車で20分とアクセスがよく、便利なコミュータータウンの一面も持つ。 

そんな住宅街の一角に、落ち着いた色目で周囲になじみながらも、円形や八角形の建物を組み合わせた個性的な住宅が誕生した。ロケットの搭乗口のような階段の先には玄関。この階段を上る時点で、どんな家なんだろうと胸が膨らむ。「建築途中には何度か訪れたが、完成後は今日が初めて」という西野氏も、満面の笑みで階段を上っていく。

「楽しい〜!」

2階部分についた玄関から、1階への階段を下りた途端に、西野氏が声をあげた。3階まで吹き抜けになった空間の壁はすべて書棚。西野氏だけでなく、この光景を目の当たりにすれば、誰もが「楽しい〜!」と叫んでしまうだろう。

そもそも、西野氏はなぜ、今この時期に、川西市に自宅を建てたのだろうか。

「地元だから、元気な街でいてほしいという想いはあったんです。で、最初はここにプペル美術館を建てようと構想しました。ところが土地を買って、地元の人たちと話をすると、必ずしも他府県から人がたくさん来ることが、街を元気にすることにはならないのではと思うようになったんです」

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2.サウナ、ツリーハウスetc.まさに大人の秘密基地! 牛角創業者が湯河原に建設した、渓谷の別邸

西山知義氏

西山知義が思考を深めるための唯一無二の空間

「誰にもまねできない、自分ならではの場所。日本中探してもこんな場所はないと思える、そういう空間をつくりたかったんです」

聞こえてくるのは、山から湧きでた豊かな水が流れる渓流のせせらぎと、森から聞こえる鳥の声、そして目を楽しませてくれるのは、森の深い緑と風が揺らす葉から垣間見える光の煌めき。そんな自然の音と空気に包まれながら語るのは、飲食業界のカリスマ、ダイニングイノベーション インベストメント ファウンダーの西山知義氏だ。

神奈川県・湯河原の街からほど近い山の中、飲料用水の水源になるほど透明度の高い新崎川の川辺に、西山氏の渓谷の別邸「GLAMP YUGAWARA(グランプ・ユガワラ)」はある。

これまでも佐島、京都、ハワイなどに別邸をつくってきた西山氏。どの物件も自分でテーマを考え、世界中旅した経験と数々の人気店舗を手がけた実績をもとに、家具から流す音楽にいたるまでをプロデュース。信頼するデザイナーとともに自分だけの1軒をつくってきた。

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3.『水曜どうでしょう』出演、クリエイティブオフィスキュー会長の、北海道の森を開墾した広大な邸宅

鈴井貴之氏邸宅

クリエイティブオフィスキュー・鈴井貴之「クリエイティブに向き合える場所」

札幌からクルマで約90分、北海道の中部に位置する赤平市。映画監督で、TEAM NACSなどを輩出したクリエイティブオフィスキューの創業者である鈴井貴之氏は11年前から、札幌と赤平の2拠点で暮らしている。

「都会の人間からは、なんでわざわざ田舎に、なんて言われましたね。けれど作品をつくること、面白い企画を考えることって、場所を選ばない。どこにいたっていいんです。大泉洋をはじめ、東京での活動を続けるTEAM NACSのメンバーがいつでも帰ってこられる場所をつくりたい気持ちもあり、僕はどーんと北海道の原野に腰を据えて自分の活動をすることにしました」

赤平に6600坪もの広大な森を購入、熊笹を刈り、木を切り倒し、文字どおり開墾するところから家づくりは始まった。当初は母屋だけだったが、年々増築を重ね現在は、吊り橋で母屋とつながるツリーハウス、2つの離れ、ドッグランに露天風呂、サウナ、2階建てのガレージ、カーポート、さらにフットサルコートに畑や池と設備は増え続けている。

「せっかくある土地、面白いことをやってみたい、遊びに来る人にも楽しんでもらいたいとアイデアが湧きでてきて。ツリーハウスは、業者の方と話しているうちに『絶対面白い!』と。ゲストが喜んで泊まっていきますよ。風が吹くと揺れて怖いみたいですけど(笑)」

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4.「坐忘林」「SHIGUCHI」を作った男の邸宅は、ニセコの3万坪の大自然に囲まれていた

写真家・クリエイティブディレクターショウヤ・グリッグ邸

テラス越しに羊蹄山を望み、2階まで吹き抜けになったリビング。

山に登って見つけた土地が、創造の原点となっている

新たなラグジュアリーホテルが次々と生まれるニセコだが、写真家やクリエイティブディレクターとして活躍するショウヤ・グリッグ氏の邸宅の立地はどの宿にも負けていない。そう感じてしまうほど、大自然に囲まれた家からの眺めはダイナミックだ。テラス側は何も遮るものがなく草原が広がり、その向こうに羊蹄山が雄大にそびえ立つ。「自然が一番の素晴らしいアーティスト。自然から教わることはとても多くて自分の作品には欠かせない。だからその中に住みたかったんです」とグリッグ氏は言う。自らが手がけた2軒の宿「坐忘林」と「SHIGUCHI/シグチ」も、この家なくして生まれなかった。
 
18年前となる35歳の夏、ニセコの山に登ったことからすべてが始まった。山頂から見えたのは森と牧場が織りなす長閑(のどか)な風景。生まれ育った英国ヨークシャー州にも似た景色で、「ここに住みたい」と直感した。自転車と少しのお金を持って北海道に来てから13年経った頃で、札幌を拠点にカメラマンや空間デザイナーとして働く日々。もっと自然に近い場所に身を置きたいと、思うままに3万坪の土地を買った。周囲には「なぜ山奥のひどい土地を買うんだ」とバカにされた。それでも木に登るとクマザサが茂る辺りに羊蹄山を見渡す家が建つイメージが湧いて、草刈りから家づくりが始まる。

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TEXT=ゲーテ編集部

PHOTOGRAPH=鞍留清隆、鈴木拓也、松川真介

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