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2021.04.09

ジャンヌレの家具を再解釈する「TEAK DAYS」。国内最大級の品揃えのポップアップも開催!

オークションハウスで軒並み高値をつけるほど人気を集めている建築家ピエール・ジャンヌレ。氏の代表作である家具コレクションを、当時の規格のまま現代に蘇らせるプロジェクト「TEAK DAYS」がスタート。その始動に合わせて、全国各所で国内最大級のコレクションを展示・受注販売するポップアップストアが展開される。

古き良き時代の家具と技術を現代へと受け継ぐ

ピエール・ジャンヌレは、ル・コルビジェの従兄弟であり、良きパートナーとして彼を支え続けた建築家だ。生涯、陰の存在であり続けたといわれるジャンヌレだが、彼がチャンディガール都市計画のためにデザインした家具シリーズが、コレクターズアイテムとして近年人気を博していることは、多くの人が知るところだろう。

チャンディガール都市計画とは、1950年代、パンジャーブ州にあるインド北部の都市・チャンディーガルで始まったもので、ル・コルビジェが現場監督を務めたプロジェクトだ。そのチーフアーキテクトを務めたのがジャンヌレであり、建築だけでなく、政府や公共施設のための家具も設計も手がけた。

左から「Round Stool」(¥264,000)、「Kangaroo Chair」(¥572,000)、「Dining Arm Chair」(¥363,000)、「Stool」(¥220,000)Photo by Koki Sato

そうして誕生した家具シリーズを、現代で再解釈するためのプロジェクトが今春より始動した。「TEAK DAYS」はパンジャーブ州にある工房と、東京のS&Tがタッグを組み、現地の職人と地域へ還元する共同事業。当時ジャンヌレの家具を手掛けていた末裔(まつえい)たちが、同じチーク材、製造技術、製造工程で、当時の規格のまま再生産し、GINZA SIXを始めとする各ポップアップストアで展示・受注販売するという。その品ぞろえは国内最大級であり、ファンならずとも見逃せない機会になりそうだ。

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「Kangaroo Bench 2 seater」(¥748,000)  Photo by Ko Tsuchiya

今秋には青山に「TEAK DAYS」のショールームもオープン予定。現代のピエール・ジャンヌレを体感しに、ぜひ足を運びたい。

TEAK DAYS POP UP STORE
期間:4月1日(木)~4月27日(火)
店舗:GINZA SIX 4階 イベントスペース
住所:東京都中央区銀座6丁目10-1
電話番号:03-6891-3390 (受付時間 10:30-20:30)
営業時間:10:30~20:00 (※状況により変更の可能性あり)
その他、5月以降も全国で開催予定
詳しくはこちら

TEXT=ゲーテ編集部

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