身体への効果だけではなく、心から整えてこそ、本質的な艶へのアプローチとなる。だからこそ、都会の喧騒を忘れ、自然のサウナへと足を運びたい。今回は、滋賀・近江八幡の「旅籠 八…(はたご わかつ)」を紹介する。【特集 男の美容最前線】
自然の力で身体が蘇る
長閑に船が行きかう八幡堀のすぐそば、築194年の古民家を用いた旅籠が開業した。200坪の広大な敷地に、2棟の客室とレストラン、サウナ棟があるだけという贅沢さ。
客室からは、豊臣秀次が築城した八幡山城址やその堀が見渡せる。春は桜、初夏は青葉、秋は紅葉と四季の樹木が植えられ、どの季節に訪ねても心が潤う。
お目当てのサウナは1客貸切の薬草を使った蒸し風呂風「古式サウナ」。薬草の香りが柔らかく立ち上がり、温かな薬水が身体の芯へむかって浸透する。
「翌朝はお茶と梅干で始まる朝食を召し上がっていただきます。情報量溢れる都会の生活から離れ、風の音や樹木の香りを感じていただければ」と主の吉田尚之氏。
こんな宿に泊まったら、身体の奥底まで自然の力を溜められるに違いない。
旅籠 八…(Hatago Wakatsu)
住所:滋賀県近江八幡市玉屋町6
TEL:074-836-2745
料金:1泊¥108,900~(2名1室利用時、夕朝食つき、税サ込)