冷静な判断力と高い技術を武器に、常に自分のゴルフと真摯に向き合ってきた金谷拓実プロ(SOMPOひまわり生命所属)。華やかなツアーの舞台の裏で彼が貫いてきたのは、「基礎の積み重ね」と「自分を律する姿勢」だ。世界を主戦場に挑む現在にいたるまでの歩みを、節目となる出来事とともに振り返る。 #コースマネジメントの本質 #グリーン周りの極意

目の前の1打に世界がつながっている
広島県呉市出身の金谷拓実プロ。大の広島カープファンとして知られ、地元愛の強い一面を持つ。
座右の銘は「人事を尽くして天命を待つ」。結果で判断される厳しい世界に身を置くなかで、自らを原点に立ち返らせるために大切にしている。
「良い結果でも悪い結果でも、そこに左右されず、やるべきことを毎日積み重ね、日々成長することを大事にしてきました」
いかなるときも最善を尽くし、準備を怠らない。そんな金谷プロが常に口にするのが「目の前の1打に集中する」という言葉。
大きなことを成し遂げるには、小さなことの積み重ねが何よりも大切。そのスタンスは、ゴルフを始めた頃から変わっていない。戦う場所が日本であろうと世界であろうと、やるべきことは何も変わらない。
金谷拓実の軌跡
2003年|5歳でゴルフを始める
ゴルフとの出合いは5歳。両親が通っていたゴルフスクールがきっかけだった。
「当時は子供用のクラブも少なく、レッスンのプロが、わざわざ自分用に短いクラブを作ってくれたのが嬉しかったのを覚えています」
ボールを打ったときの楽しさと嬉しさを胸にゴルフ人生を歩み始める。
2014年|プロゴルファーを目指す
ゴルフ部のある広島国際学院高等学校へ進学。プロを志す。
「タイガー・ウッズ選手に憧れていましたが、当時は藤田寛之選手も強くて、小柄でも技術に優れた選手になりたいと思いました」
芽生え始めた目指すべきプロとしてのスタイル。
2015年|日本アマを史上最年少で制覇
高校2年で日本アマチュアゴルフ選手権競技を17歳51日という史上最年少記録(当時)で制覇。
決勝の相手は今も刺激を与え合う盟友・中島啓太だった。また同年、日本オープンゴルフ選手権競技でも17歳148日という最年少記録でローアマを獲得する。
2017年|東北福祉大学へ進学
プロ転向を見送り、松山英樹ら多くのプロゴルファーを輩出している東北福祉大学へ進学。将来を見据え、競技力の土台づくりに集中する決断を下す。
2019年|歴史的アマチュア優勝を達成
2018年のアジアパシフィックアマを松山英樹以来7年ぶりに制覇。
その優勝で得た資格で出場した2019年のマスターズでは見事に予選を突破。同年8月には世界アマチュアゴルフランキングで1位に。
その勢いのまま国内男子ツアーの三井住友VISA太平洋マスターズで史上4人目のアマチュア優勝を達成する。
2020年|プロ転向、そして初優勝
大学4年の2020年10月にプロ転向を宣言。同年のダンロップフェニックストーナメントでプロ初優勝を飾る。
2024年|初の賞金王に輝く
開幕戦の東建ホームメイトカップ、10月のACNチャンピオンシップで勝利。最終戦で平田憲聖に逆転し、悲願となる初の賞金王を獲得。
2025年|アメリカを主戦場に新たな挑戦へ
夢だったPGAツアーを主戦場に戦い、見事にシード権を獲得。ANAオープンゴルフトーナメントで通算8勝目を挙げ、世界への挑戦を加速させている。
身長:172cm
体重:75kg
血液型:O型
生年月日:1998年5 月23日
出身地:広島県
出身校:東北福祉大学
ゴルフ歴:5歳~
プロ転向:2020年10月
成績:ツアー通算8勝(アマチュア優勝含む)
得意クラブ:パター

