ENTERTAINMENT

2026.05.09

ジャズ界の大レジェンド、93歳 渡辺貞夫のアルバム『HOPE FOR TOMORROW』

今、チェックしておきたい音楽をゲーテ編集部が紹介。今回は、渡辺貞夫の『HOPE FOR TOMORROW』。

渡辺貞夫

モンスター級のスケジュールで音楽活動を展開する大レジェンド。

ジャズ界の大レジェンド、渡辺貞夫がエネルギッシュに音楽を発信している。2026年2〜3月は「CALIFORNIA SHOWER」と銘打ちデビュー75周年ツアー。4月以降はカルテット編成、並行して同時期の7月からブラジル・テイストのツアー。5月は新設のSGCホール有明に自身のビッグバンドで登場。さらに新譜も準備中。御年93。濃密な音楽活動を展開している。

最新作『HOPE FOR TOMORROW』は2024年に録音したライヴ・アルバム。アップテンポのオリジナル曲「バタフライ」「サイクリング」は、スリリングな演奏。ファンから人気の高い「オンリー・イン・マイ・マインド」やバーデン・パウェル作の「プレリュードのサンバ」など、バラードはとろけるようにムーディな演奏だ。

ベースのベン・ウィリアムスや艶やかなピアノを弾くラッセル・フェランテは、渡辺のアルト・サックスに寄り添い音の景色を描いていく。そのアンサンブルをストリングスがふわっと包みこむ。この1枚でジャズの魅力のすべてを体験できる。

「オンリー・イン・マイ・マインド」は、ボサ・ノバのリズムも渡辺の頭のなかで鳴り始めたという。今後のステージで披露したいと話している。

渡辺貞夫『HOPE FOR TOMORROW』

『HOPE FOR TOMORROW』

ビクターエンタテインメント ¥3,520。

2024年のカルテット+ストリングスのツアーから11曲を厳選し収録。今後もライヴのスケジュール多数。詳細はこちら

Kazunori Kodate
音楽ライター。近著は『不道徳ロック講座』(新潮新書)、『ジャズ・ジャイアントたちの20代録音「青の時代」を聴く』(星海社)。他に『新書で入門 ジャズの鉄板50枚+α』(新潮新書)など多数。

TEXT=神舘和典

PICK UP

STORY 連載

MAGAZINE 最新号

2026年6月号

会員制への誘い

最新号を見る

定期購読はこちら

バックナンバー一覧

MAGAZINE 最新号

2026年6月号

会員制への誘い

仕事に遊びに一切妥協できない男たちが、人生を謳歌するためのライフスタイル誌『ゲーテ6月号』が2026年4月24日に発売となる。総力特集「会員制への誘い」では、最新の会員制クラブをご紹介。ファッション特集「Tied-Up or No-Tie?」では、Vゾーンに着目したお洒落の流儀をお届けする。表紙はKis-My-Ft2・玉森裕太。

最新号を購入する

電子版も発売中!

バックナンバー一覧

GOETHE LOUNGE ゲーテラウンジ

忙しい日々の中で、心を満たす特別な体験を。GOETHE LOUNGEは、上質な時間を求めるあなたのための登録無料の会員制サービス。限定イベント、優待特典、そして選りすぐりの情報を通じて、GOETHEだからこそできる特別なひとときをお届けします。

詳しくみる