ドライバーの飛距離よりも、ゴルフのスコアを左右するのはグリーン周り。アプローチとパッティングに定評のある金谷拓実プロ(SOMPOひまわり生命所属)が語るのは「スコアの65%は40ヤード以内で決まる」という考え方だ。アマチュアゴルファーがすぐに実践できる、アプローチとパッティングのコツを聞いた。 #世界で戦う金谷拓実 #コースマネジメントの本質

スコアの65%は40ヤード以内で決まる
学生時代、ナショナルチームのコーチから聞いたのが「65%」という数字だった。
「スコアの65%は、40ヤード以内のショットが占めていると言われました。日本人はドライバーの練習を多くしますが、その数字を見れば、スコアメイクの鍵がどこにあるかわかります」
この言葉をきっかけに、練習の比重は変わった。ショートゲームの強化が成長スピードを加速させたと金谷プロ自身自覚している。
1.アプローチは指1本分、短く持つ
「皆さんグリップを目一杯の長さで握っていることが多いので、自分が思っているよりも短く握るだけでミート率が上がります。アプローチに限らず、すべてのショットで短く握ると振りやすくなります」
2.ロブはギャンブル。打つと決めたら振り切る
「ピンが近いときは上げる打ち方が必要ですが、ロブショットはプロでもギャンブル性の高いショットです。だからこそ、フェースを開いてしっかり振り切る。減速がミスの原因になるので、恐れないことが大切です」
3.SWにこだわらない。PW、8Iも選択肢に
「ライが良い状況での凡ミスを防ぐには、ひとつのクラブにこだわらないこと。いろんなクラブを選択肢に入れ、自分に合うクラブ、状況に合うクラブを使うことが大切です。あとは短く握ることが大前提です」
4.パッティングは、真っ直ぐ打つより「距離感」
「真っ直ぐ打つことを意識しがちですが、スタート前はタッチを合わせる練習を。打ち方より構え方に注目してください。プロでも試合が続くとズレてくるので、そこを意識するだけでもストロークは良くなります」
5.ショートパットは緩まず、音が出るインパクト
「インパクトで緩まないこと。インパクトで音が出るように意識すると緩まなくなります。緩んでヘッドが減速すると回転が弱くなるので、傾斜や芝目に負けやすくなります」
6.ラウンド前のウォーミングアップは同じ距離に集める練習
「ボールを3つ転がして同じ距離に止める練習がおすすめです。これがなかなか難しくて、そこを合わせるだけで打ち方の練習をするよりも効率よくスコアにつなげることができます」
「難しいクラブを使わない」
「なるべく難しいクラブを使わなくなりました。気持ち良く振れることが大事で、違和感があれば思い描いた球は打てません。
難しいクラブを上手く打つ喜びもありますが、今はプロもクラブ性能に頼る傾向です。特に200ヤード超えのショットは、アメリカでその重要性をより感じました。頼れるものに頼り、クラブの優しさを最大限に活かしています」
もともとクラブを頻繁に替えるタイプではなかったが、レベルの高い環境で考え方が変化。自分の強みを発揮するためにクラブ選びは重要なピースになる。

