GOLF

2025.04.02

「ベストは69。ゴルフは会社経営と似ている」前澤友作がゴルフにハマる理由

ゴルフを愛してやまないからこそ、もっとよくしたい! 日本の男子ゴルフ界に新しい風を吹きこむキーパーソンが、ゴルフの神髄について語った。今回は、実業家の前澤友作氏に話を聞いた。【特集 GOLF:MORE THAN A GAME】

前澤友作氏
前澤友作/Yusaku Maezawa
実業家。1975年生まれ。1998年スタート・トゥデイ(現ZOZO)を創業。2024年に株がもらえる新サービス「KABU&」を展開する会社、カブ&ピースを設立した。2019年に日本で初めてとなる世界最高峰のゴルフトーナメント、PGAツアーを誘致し、「ZOZOチャンピオンシップ」を開催。

話題の「前澤杯」に隠された、本気のゴルフ愛

ベストスコアは69。1回出しただけと謙遜する実業家の前澤友作氏だが、ゴルフをやっている人なら70を切るのがどれだけ大変なことかわかるはず。そんな大のゴルフ好きを自負する前澤氏が仕かける国内男子トーナメントの新規大会「前澤杯 MAEZAWA CUP 2025」が2025年4月に開催される。

この大会が大きな話題となっているのは、本戦前に10日間で行われるプロアマ戦にある。その参加券を販売するという画期的な試みの裏側には、前澤氏の本気のゴルフ愛が隠されていた。

「100万円のチケットは決して安いものではありません。ただ、参加してもらえれば必ずゴルフが大好きになるし、改めてゴルフの素晴らしさを感じてもらえるはず。私自身、タイガー・ウッズ選手やフィル・ミケルソン選手らと一緒にプレイさせてもらったこともありますし、国内でも何度もプロアマに参加させてもらいました。プロのショットって本当にすごい。それを目の前で見ることができるわけですから、ゴルフ好きにはたまらないと思うんですよね」

これまでに何度もプロアマに参加してきた前澤氏は、コース上でプロがキャディや他の選手と話す会話を聞くのが楽しいと言う。

「例えばグリーン上でどういうふうなライン読みをしているのか、風のあるホールでどういう番手選びをして、どう打つのかなど、そういう戦略的なことを何気なく会話しているのって、普段の観戦では聞くことができません。この大会でプロアマに参加すれば、そういった声を聞けますし、参加者のアマが求めればプロはアドバイスもしてくれるはず。本当に贅沢な1日になると思います」

前澤氏のプライベートコース
大会の舞台は、前澤氏が所有する完全プライベートコースのMZ GOLF CLUB。普段回れないだけに、ここでプレイできること自体に価値がある。

プロゴルファーの価値を高めて経済を回す

ゴルフが本当に大好きだからこそ、今のお金を回せていないゴルフ界の状況をなんとかしたいという思いがあった。

「プロアマ参加券を販売して、かつオークション形式で金額を決めるということは、プロたちにとっては自分たちに値段をつけられているようなものです。ただ、それがモチベーションになるのではないかと考えています。事前に選手たちにどう思うかヒアリングを行ったら、石川遼選手が『8日間は出場しますよ』と言ってくれたりと前向きな意見を返してくれ、本当に感謝しています」

前澤氏はプロたちに、変に気を遣ってアマチュアをもてなす必要はないと言う。

「1球でもいい球を打つ。だって僕らはそれを見にきているんですから」

PGAツアーを日本で初開催させた「ZOZOチャンピオンシップ」の次は、前代未聞の2週間での開催となる「前澤杯 MAEZAWA CUP」。独自の発想力で新しい風をゴルフ界に吹きこむ前澤氏がここまでゴルフにハマるのには理由がある。

「自然と会話しながら歩く時間って、普段の日常生活では味わえない気持ちよさや高揚感がある。それがゴルフの魅力。ただ、個人的にはスコアがちゃんと出せるようになるとか、努力したことが結果としてきちんと出るとか、これって会社経営に近い。だから自分にゴルフは向いているんでしょうね。P(計画)、D(実行)、C(評価)、A(改善)をしっかり回して、ダメだったら修正して改善する。ゴルフでも同じで、ダメな部分を分析して練習して結果を出す。単にそれの繰り返しです」

これまでの常識を覆したいと何度も口にする前澤氏。何かと女子ゴルフと比較されてきた最近の男子ツアーだが、前澤氏の仕かけをきっかけに、今、新しい男子ゴルフが動きだす。

ゴルフ歴|20年
始めたきっかけ|友人に誘われて。ゴルフには“おじさん”がやるイメージがあってずっと断っていたが、自然のなかで無心になれるし、カップに入れることから逆算して戦略を立てていくところは、経営に近い感覚で楽しめた。
ベストスコア|69
感動したコース|ハワイ島・クキオ ゴルフ クラブ
ゴルフ界での夢|ジュニア育成

前澤杯 MAEZAWA CUP 2025

国内ツアー初の2週間開催で、2025年4月14日(月)〜23日(水)がプロアマ、24日(木)〜27日(日)が本戦となる。賞金総額は最大4億円、優勝賞金は最大8,000万円を誇る国内トップクラスの大会。オークション形式によるプロアマ参加券は、石川遼選手が1枠500万円、4日間で2,000万円を売り上げた。

【特集 GOLF:MORE THAN A GAME】

この記事はGOETHE 2025年5月号「総力特集|GOLF:MORE THAN A GAME 単なるゲームを超えるゴルフ、60通りの誘惑」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら

TEXT=出島正登

PHOTOGRAPH=筒井義昭

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