「3パット」をなくすためにも、パッティングの精度を上げなければならない。それには練習あるのみだが、宮里美香プロが非常に効果的な方法を教えてくれた。※アコーディア・ゴルフ×ネクスト・ゴルフ・マネジメントのゴルフメディア「SHIBAFU」の提供記事。※写真はすべて2021年撮影。
3パットをしないことがスコアアップの早道!
宮里プロが話すように、例えば18ホールすべてで3パット打っていたのを、2パットにすれば一気に18打もスコアアップする。これはまさに真理であり、すべてのアマチュアゴルファーは真摯にパッティング練習に励むのだが……。それでもなかなか上達しないゴルファーのために、効果的な練習方法はないのだろうか。
「パッティングの精度を上げるには、パターでボールを真っ直ぐ打てばいいんです。えっ? それがなかなかできない!? 真っ直ぐ打つためには、パターのヘッドを真っ直ぐ引けばいいんです。えっ? 真っ直ぐ引くための練習方法はないかって!?……とっておきの練習方法を教えちゃいましょう」
ラウンド前は1mのパットを練習する
パッティングが苦手な人に限って、ロングパットの練習をしがちだ。
「でも、大事なのはショートパットでしょう。1mの短いパットを外したらスコア的にもったいないし、精神的にも大きなダメージを負ってしまいます」と宮里プロ。そこでラウンド前は1mのショートパットで、芝の具合や自分の調子をチェックするべきだという。
パターを真っ直ぐ引くためのとっておきの練習法
真っ直ぐボールを打つためには、真っ直ぐパターのヘッドを引くこと。わかっていてもなかなか身につかないのが、パッティング練習の難儀なところだ。そこで、宮里プロが自分でも実践している練習方法を紹介してくれた。
【1】1mくらいの細い棒を2本、グリーン上に並べる(自宅の部屋のカーペットでもOK)
【2】2本の棒の間で、普通にパッティングするように、パターのヘッドを引く
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Mika Miyazato
1989年沖縄県生まれ。父親の影響で8歳からゴルフを始める。アマチュア時代から才能を開花させ、14歳で日本女子アマ選手権を最年少優勝するほか、JGAナショナルチームで多くの海外遠征を経験し、世界を舞台に活躍。地元、興南高校を卒業後、2008年暮れのLPGA最終予選会で一発合格を果たし、’09年から’17年シーズンまで9年間LPGAのメンバーシップを維持する。’10年、’13年の日本女子オープンに優勝し、当時、最年少で同大会複数回優勝を達成。’12年にはLPGA初優勝も成し遂げ、同シーズンはロレックスランキングで8位、年間獲得賞金ランキングで11位と、自己最高成績を残す。’19年から日本ツアーに凱旋出場すると、2期連続でシード権を獲得し、今日に至る。’19年よりアコーディア・ゴルフと契約。’22年6月から産休中。