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GOLF

2022.02.11

テークバックの要は、体と腕のシンクロ──連載「吉田洋一郎の最新ゴルフレッスン」

世界No.1のゴルフコーチ、デビッド・レッドベターの愛弟子・吉田洋一郎。顧客の多くが国内外のエグゼクティブ、有名企業の経営者という彼による、スコアも所作も洗練させるための“技術”と“知識”を伝授する最新ゴルフレッスンコラムをまとめて振り返る。まだまだ厳しい寒さが続くが、ゴルフシーズン到来に向け、コソ練を積み重ねてスコアアップを目指したい。

ゴルフスイング中にキープすべき「上半身の三角形」は、”どこの点を結ぶ”のが正解か?

吉田洋一郎

「バックスイングでアドレスでできた三角形の形を崩さないように」というキーワードを聞いたことはあるだろうか。両肩と手元を直線で結び、その形を意識するように振るというレッスンだ。小さいスイングのインパクトでこの形を意識することによって芯に当たる確率を高めてくれるかもしれない。しかし、アマチュアはフルスイングのテークバックでもこの形をキープしようとしがちだ。

結論から先に言うと、その形をバックスイング中キープすることは不可能だ。やってみるとわかるが、両肩と手元で作った三角形の形を維持しようとしても、せいぜい左腕が平行になる高さくらいにしか上がらない。トップでは必ず肘は曲がるので三角形を維持することはできない。また、三角形を維持しようとするあまり、手首まで固まることで飛ばないだけではなく、方向性まで損なってしまう。

テークバックで重要なのは、体と腕が同調して動くことだ。。体と連動して手元を動かすことができれば、クラブの軌道は安定し再現性の高いスイングが身につく。そのためにはやはり三角形を意識したほうが良いのだが、その三角形は両ひじと胸を結んだ三角形だ。

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スピーディに上達するためには、インドアゴルフ練習場と屋外練習場、どちらがいいのか?

吉田洋一郎

私は普段アマチュアへレッスンを行うとき、インドア練習場を使っている。レッスンの拠点を選ぶ際いくつかポイントがあったが、意図的にインドアのスタジオを選んだ。

それは打った球が見えないインドア練習場のほうがスイング固めに向いているという特性があるからだ。

奥行きがある屋外の練習場は、打ち出されたボールの行方がはっきり見える。ゴルファーは誰でも良い球が打てれば満足するし、曲がれば落胆する。この球筋の情報は、スイングの改造中にはノイズになる場合が多い。良い球が出たスイング=良いスイングとは限らないからだ。

スイングの改造を行なっている時は、打ち出したボールが曲がってしまってもスイングは良くなっているということは往々にしてある。むしろ、新しい動きに取り組むため、最初のうちはミスショットのほうが圧倒的に多い。

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ミスの多くの原因が”力み”! アマチュアゴルファーが力を抜くための練習法とは

吉田洋一郎

アマチュアのミスの多くが、力が入りすぎる力みによるものだ。レッスンを受けたことがある人なら「ちょっと力が入りましたね」と声をかけられたことが一度はあるだろう。

そこで今度は脱力を教えることになるのだが、これが難しい。力を抜きすぎたり、抜いてはいけない部分の力を抜いてしまい、ゆるみにつながる。この「力みとゆるみ」を繰り返しているので、ちょうどいいテンションのかけ具合にたどり着くことは至難の業で、そうこうしているうちにミスへの恐怖心から、動きが小さくなってしまう。

力んでいるので力を抜く、というのは正しいのだが、ゴルフに限らず運動中に力を抜くという行為はかなり難易度が高い。試しにペットボトルを飲む動作で、力を抜いてみてほしい。どこの力をどの程度抜けばよいのか、具体的に意識することは難しい。

逆に力を入れるほうが簡単だ。ペットボトルを握る手に力を入れる。これは簡単にできる。だからスイングでも力を抜く事よりも、力を入れるポイントを意識するとよい。

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吉田洋一郎の最新ゴルフレッスン

世界No.1のゴルフコーチ、デビッド・レッドベターの愛弟子によるゴルフレッスン。多くのアマチュアゴルファーを指導する吉田洋一郎コーチが、スコアも所作も洗練させるための技術と知識を伝授する。

TEXT=吉田洋一郎

PHOTOGRAPH=小林 司

COOPERATION=取手桜が丘ゴルフクラブ

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