GOLF

2019.02.08

ミスの多くの原因が"力み"! アマチュアゴルファーが力を抜くための練習法とは

世界No.1のゴルフコーチ、デビッド・レッドベターの愛弟子・吉田洋一郎による、最新ゴルフレッスンコラム33回目。多くのアマチュアゴルファーを指導する吉田洋一郎コーチが、スコアも所作も洗練させるための技術と知識を伝授する。

吉田洋一郎

脱力は超高難度のテクニックだ

アマチュアのミスの多くが、力が入りすぎる力みによるものだ。レッスンを受けたことがある人なら「ちょっと力が入りましたね」と声をかけられたことが一度はあるだろう。

そこで今度は脱力を教えることになるのだが、これが難しい。力を抜きすぎたり、抜いてはいけない部分の力を抜いてしまい、ゆるみにつながる。この「力みとゆるみ」を繰り返しているので、ちょうどいいテンションのかけ具合にたどり着くことは至難の業で、そうこうしているうちにミスへの恐怖心から、動きが小さくなってしまう。

力んでいるので力を抜く、というのは正しいのだが、ゴルフに限らず運動中に力を抜くという行為はかなり難易度が高い。試しにペットボトルを飲む動作で、力を抜いてみてほしい。どこの力をどの程度抜けばよいのか、具体的に意識することは難しい。

下半身とクラブヘッドを感じる

逆に力を入れるほうが簡単だ。ペットボトルを握る手に力を入れる。これは簡単にできる。だからスイングでも力を抜く事よりも、力を入れるポイントを意識するとよい。

力みは手や腕といった末端の扱いやすい箇所に生じやすい。それに対して鈍感な体感部分や下半身はそもそも意識が希薄ということもあり力が入りにくい。切り返しで左足を踏み込む、腰を回転させるなど力を入れるポイントを下半身に持ってくれば、手打ちにもならずちょうど良い力感で上半身が動く状態を作ることができるだろう。

ただ、目の前にボールがあるとそこに当てにいこうという意識が強くなるため、無意識に手や腕に力が入りがちだ。そこで目をつぶって素振りを繰り返してみてほしい。当てなくてはいけない目標がないので、上半身でクラブをコントロールしなくなる。

さらに目を閉じると、自分の身体がどのように動いているかを把握しやすくなる。下半身のリードによって腕が振られる状態がベストだが、その「振られる感覚」は、目からの情報をシャットアウトしたほうがつかみやすくなるのだ。さらにクラブヘッドの重さを感じながらスイングをしてほしい。人間は重さや柔らかさなどを感じようとするときに手先が力むことはないので自然と上半身の力みも消える。

私のレッスンでは力みがあると感じたアマチュアには、目をつぶって連続で素振りをしてもらう。このときのポイントは、下半身に意識をもって常に上半身より先に動くようにすることだ。さらにクラブの動きを止めないで連続で振ることでクラブヘッドの遠心力を感じながら振ることができる。すると、10回も振らないうちに、上半身の力みは消え、プロのような下半身でリードする動きが身につく。わずか数分でほとんどの人はスイングの力みが消え良いリズムでスイングできるようになる。

あとは、ボールがある状況でも同じ動きができるようになればいい。最初はすぐに力んだスイングに戻ってしまうので、ショットの合間に目をつぶった素振りをはさむ。これを繰り返せば力みと取ろうとしなくても、自然と適正な力感で振ることができるようになるだろう。

TEXT=吉田洋一郎

PHOTOGRAPH=小林 司

COOPERATION=取手桜が丘ゴルフクラブ

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