GOLF

2022.02.05

アマチュアゴルファーの根深い悩み──連載「吉田洋一郎の最新ゴルフレッスン」

世界No.1のゴルフコーチ、デビッド・レッドベターの愛弟子・吉田洋一郎。顧客の多くが国内外のエグゼクティブ、有名企業の経営者という彼による、スコアも所作も洗練させるための“技術”と“知識”を伝授する最新ゴルフレッスンコラムをまとめて振り返る。まだまだ厳しい寒さが続くが、ゴルフシーズン到来に向け、コソ練を積み重ねてスコアアップを目指したい。

ゴルフコーチ選びを失敗しないための3つの見極めポイント

吉田洋一郎氏

以前コーチをつけたほうが上達のためのお金と時間の節約になると説明した。

『時間と金の節約の無駄をなくす、非自己流のすゝめ』の記事はこちら。

では、いざコーチを探すとき、何を基準に人選をすれば良いのか。今回は失敗しないコーチの選び方をお教えしたい。

まずコーチを選ぶ際は必ず比較をしてほしい。気になる複数のコーチにオリエンをしてプレゼンを受ける。ビジネスでパートナーや代理店を決めるプロセスと同じだ。一人だけから話を聞いたのでは、その人が最適かどうか判断できないだろう。第一歩として体験レッスンなどでスイングを見せ、自分の目指していることなどを伝え、それについてコミュニケーションをとるべきだ。

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ゴルフスイングで腰は「回す」? 「切る」? 正解は?

吉田洋一郎

アマチュアのレッスンをしていると、腰の動きを気にしている人が多いことに気づく。回転のために腰を回したり、切ったりという意識を強く持っている人も多いのではないだろうか。

腰は体のパーツの中でも大きいため、動かす意識を持ちやすいということもある。肩甲骨を意識しろと言われると難しいが、腰を動かせというと割と簡単に感じるだろう。

しかし、腰を回したり切ったりすることを意識しているアマチュアのスイングは、上半身と下半身が同時に動いて振り遅れが発生したり、右手の過剰な動きと合わさってカット軌道になり飛距離をロスしていることが多い。

多くの人は腰を思い切り回すと、ダウンスイングからインパクトで左肩も開いてしまう。そうすると下半身と上半身の捻転差が生まれずヘッドは走らない。またフェースも開いたままボールにコンタクトしやすくなり、スライスの原因になる。

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アマチュアゴルファー必読! 根深いドライバーの力みを治療する方法とは

吉田洋一郎

アマチュアはある程度の腕前になっても、ドライバーでバランスを崩す人が一定数いる。アイアンではラインを出したり、着弾するまでピタッと止まっていられるのに、ドライバーは飛ばしたいという意識から力みが出てしまうようだ。

プロの「ここ一番」のショットのように、普段のスイングを崩さずにヘッドスピードを上げられるなら問題ない。しかしアマチュアが力を入れようとすると、グリッププレッシャーが強くなったり、スイングアークが大きくなったりして、正しいクラブ軌道から逸脱してしまうような動きになる。

これは普段から足や尻、胴回りといったスイングに必要な筋肉を動かせておらず、手や腕でクラブをコントロールしようとしているためだ。

このような傾向のあるアマチュアは「力を抜いてください」とアドバイスされたことがあるだろう。しかし、そもそも脱力するというのは非常に難しいことだし、ただ力を抜くだけでは腕を速く振ることができずに飛ばなくなるということもある。

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TEXT=吉田洋一郎

PHOTOGRAPH=小林 司

COOPERATION=トータルゴルフフィットネス

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