世界No.1のゴルフコーチ、デビッド・レッドベターの愛弟子・吉田洋一郎。顧客の多くが国内外のエグゼクティブ、有名企業の経営者という彼による、スコアも所作も洗練させるための“技術”と“知識”を伝授する最新ゴルフレッスンコラムをまとめて振り返る。まだまだ厳しい寒さが続くが、ゴルフシーズン到来に向け、コソ練を積み重ねてスコアアップを目指したい。
ゴルフスイングの悩みーー回転? 体重移動? 上下動? どれで飛ばすのが正解?
少し前までスイングの上下動は、よくない動きとされてきた。ゴルフ歴の長い人は「起き上がっている」とか「沈み込みが大きい」というようなアドバイスを一度は耳にしたことがあるだろう。
確かにアドレスの時点から伸び上がればトップが出そうだし、沈み込めばダフリそうだ。上下動よりその場で回転をしたり、左右に体重移動をしたほうがインパクトでクラブが正確に戻ってきそうだし、飛ばしの効率もよさそうに思える。
しかし今、PGAツアーのトップ選手たちはこの上下動を積極的に使って飛距離を出している。
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ゴルフに費やす時間と金の節約の無駄をなくす、非自己流のすゝめ
以前、私のところに「毎日欠かさず100球打っているが、70台が一向に出せない」というアマチュアが相談に来た。聞けばプロに習うことはせず、自己流で練習をしているという。その人とは縁があり私のレッスンを受けた後、3か月で70台を出すことができた。
毎日練習をすることはとても大事だが、1人でやっていては上手くなる可能性は低い。70台を出すレベルを目指すなら尚更だ。「今日も練習したな。着実に成長しているぞ」という満足感は得られるが、それは上手くなった気でいるだけだ。
なぜ自己流ではうまくなる可能性が低いのか。自分でスイングを変えることは、医師免許を持たない素人が手術をしているのと同じだからだ。しかも自らの体にメスを入れて。
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ゴルフスイングで「体重移動は必要か?」という問題に一旦答えを出す
「スイングで体重移動は必要ですか?」
初めてレッスンをするクライアントのほとんどが、私にこの質問をする。
答えは「Yes」だ。
日本でもアメリカでも男子でも女子でも、どんなプロを見てもスイング中の体重移動を行っている。バックスイングでは右サイドに体重が移動し、ダウンスイング以降は体重が左に移行する。
しかしアマチュアでスイング中に体重移動を適切に行っている人は少ない。アマチュアが体重を移動させようとすると、体全体もしくは体の中心(重心)を左右にゆするように動かしてしまうからだ。
プロとアマチュアはどう違うのか。イメージをしやすいように足踏みを例に説明しよう。
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