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GOLF

2020.11.29

アマチュアゴルファーが70台を出すための“一点突破の法則”とは?【スモールスイング・レボリューション4】

ゴルフ歴1年で70台に突入した大塚友広さんのゴルフ論とは。短期連載「スモールスイング・レボリューション」4回目。

スモールスイング

得意クラブの獲得がスコアを作る!

インパクトをベースにした自分のスイングづくりを徹底して行い、その後スコア100を切るためにドライバーを克服する練習を行いました。

ここまででわかったことは、インパクトを中心としたスイングづくりは間違っていないということ、そして目線軸の重要性、ドライバーの飛距離の不思議とインパクト後の関係です。

しかし、まだまだすべてのショットが安定しているというわけではなく、引き続きインパクトを中心とした練習とドライバーの安定性を増すための練習をひたすら行っていました。

1年で70台のスコアを出す目標を立てていた私は、この時点で100が切れていないもどかしさと同時に、この先なにを行えば100を切ったあとの90台前半、80台突入のゴルフができるかということを考えていました。

少し先走った考え方かもしれないのですが、目標を達成するまでの期間を定めたということは、そのためにやるべきことをやるということだと思っていました。今の時点で100は切れていないけれど、目標は1年で70 台なのだから、そのために必要なことはすべて考えておかなければいけないという考え方です。

シンプルに、70台のゴルフをしている自分を想像しました。ドライバーが上達して、フェアウェイキープ率も高くなった自分を想像したのです。その次にセカンドショットを打っている自分がいます。その次はグリーンオンしてパターを打っているか、グリーンに乗らずにアプローチをしている自分がいます。グリーンオンから2パットでパー、寄せてから2パットならボギーです。

こういった理想的な流れになれば、2回に1回ボギーでもトータルで9オーバー、すなわちスコアは「81」となります。こんな計算をしながら、つくづくゴルフの難しさを痛感しました。なにせ私は、まだ100が切れていないゴルファーです。この時点ではまだ、1回でもパーが出れば大満足という状態でした。

想像するのは簡単ですが、2回に1回のボギーというペースがどれほど遠い未来のことか。また、2回に1回のボギーでも80台止まり……70台には入っていかないわけです。70台のゴルフがどれほど難しいことかと、うなだれたことを覚えています。

そこで、今までの自分のビジネスなどでの経験から、「一点突破の法則」をゴルフにも適用しようと考えました。まだまだ若輩者で、ビジネス経験も浅いですが、自分ではこの法則を信じていました。

どういうことかというと、仕事における必要なスキルのうち、すべてが平均以上であることは前提となりますが、なにかひとつ突出した武器があることで、その武器がほかの平均的なスキルをも引き上げる大きな武器となる、という考え方です。勉強でいうと、どんな問題が出てきても対応できる得意科目をひとつつくる、というイメージです。

仕事においては、私の場合「文章を書く」というスキルが最大の強みであると認識していました。このことは、仕事において大いに助けになってくれています。プレゼン資料をつくる際はもちろん、富岡製糸場の世界遺産登録に伴う観光マネージャーに着任していた際には、新聞に記事を書かせていただく機会も多く、地域住民の方々や観光客に自分の考えや地域の魅力を伝えるのに、とても強い武器になりました。

一点突破の法則にのっとって、私は得意クラブを1本決めることにしました。この時私が決めたクラブは、52度のウェッジです。

理由は明白でした。コースに出て、自分のゴルフを分析していた際、ドライバーとパターを除くと52度のウェッジで打つ回数が最も多かったからです。多く打っているからこそ、愛着があるということも選んだ理由です。

「一点突破クラブ」を52度のウェッジに絞り、練習場では200球のうち100球近くを52度のウェッジに費やしました。練習のだいたい50パーセントを得意クラブの習得に費やしましたが、それはとても勇気がいることでした。しかし、得意クラブをつくるということは、そのくらい時間をかけないと、得意クラブといえる状態にはなりません。

まだ100も切っていない私が、この時点でリスクを負って得意クラブの習得に時間を費やしたことは、実は後々とても大きな成果をもたらしました。

一点突破クラブをつくることができると、それが起点となり、その前のショットを安心して打つことができるようになります。結果、たとえ苦手なクラブでのショットでも、メンタルが安定しているのでよい結果が生まれる可能性が高くなるのです。パターを得意クラブとすることも、もちろん素晴らしいことです。そうすると今度はセカンドショットを楽な気持ちで打てるようになります。

このように、一点突破クラブをつくることは、ゴルフにおいて極めて重要なメンタルマネジメントにも直結するのです。

 

スモールスイング・レボリューション 新装版 ゴルフ歴1年で70台に突入できる30cmトレ

「スモールスイング・レボリューション 新装版 ゴルフ歴1年で70台に突入できる30cmトレ」
大塚友広 著
幻冬舎 ¥1,200+税
普通のビジネスマンが1年で70台を達成した超メソッド。フルスイングで練習していてもゴルフはうまくならない。小さなスイングを極めることが、動画や写真で見るプロ美しいショットに近づくための入り口の革命。

 

 

Tomohiro Otsuka
群馬県富岡市生まれ。独学でゴルフ理論を構築し、1年でベストスコア70台前半に到達する。オンラインゴルフコーチング「Natural Works Golf」も主宰。著書に『マンガで身につく! 普通のビジネスマンがゴルフ歴たった1年でスコア70台を出したメソッド。』『新装版 ゴルフはインパクトの前後30cm』『新装版 スモールスイング・レボリューション ゴルフ歴1年で70台に突入できる30cmトレ』がある。

PHOTOGRAPH=Getty Images

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