連載「I Don’t WEAR Jewelry. I WEAR Art」。第40回は、上品さと清涼感を両立するセンスある大人にふさわしいポメラート。

派手な装いにも負けない洗練のカラージュエリー
リゾートをはじめ開放的になる夏は、装いもより軽やかに、そして時には派手な1着を身に纏いたくなるもの。夏の軽装を上品に華やがせてくれるのがジュエリーだが、周囲と差をつけ彩りを添えるとあれば、カラーストーンは筆頭株に。1967年イタリア・ミラノで創業したポメラートは、そんな色石ジュエリーの最高峰だ。色石はともすると、女性的な印象があるが、淡いブルーのトパーズや深みのあるロンドントパーズブルーのそれなら、格のある男が身につけても清涼感と洗練さが漂う。18KRGの輝きが加われば、色気のある大人の完成というわけだ。存在感あるシャツにも負けないから、今夏の装いを一段も二段も格上げしてくれるに違いない。

華奢なデザインだからこそ重ねづけでも品よくまとまる
ポメラートのジュエリーはもちろんカラーストーンにとどまらない。ミニマルなジュエリーも魅力のひとつだ。それゆえに、ポメラートを愛用するエグゼクティブの多くは、重ねづけを楽しむのだとか。こちらを見てわかるとおり、重ねづけをしてもギラギラしたものにはならず、とは言え力強い、優美な上品さを演出してくれる。ブレスレットやリングは、ふたつのブレスレットを結んだようなデザインが目を惹くが、あくまで控えめ。1点づけでも重ねづけでも絵になり、当然アイコンのカラーストーンジュエリーとも好相性。自分好みにつけ方を考えられる、”絵作り”が楽しめるジュエリーなのだ。

■連載「I Don’t WEAR Jewelry. I WEAR Art」とは……
時にファッションとして、時にシンボルとして、またはアートに……。ジュエリーを身につける理由は、実にさまざまだ。だが、そのどれもがアイデンティティの表明であり、身につけた日々は、つまり人生の足跡。そんな価値あるジュエリーを紹介する。