連載「I Don’t WEAR Jewelry. I WEAR Art」。第38回は、ミニマルななかに存在感を際立たせるヒロタカ。

繊細で華奢なデザインだからこそ、嫌味にならない重ねづけが可能に
2010年にニューヨークでスタートしたジャパニーズジュエリーブランド、ヒロタカ。1点1点はミニマルなデザインでアイテムを展開しているが、その膨大なコレクション数により、自分好みのアレンジを楽しむことができるのだ。いわゆる”ジャラづけ”はネガティブなイメージがあるが、ヒロタカなら重ねづけをしても嫌味にならず、エッジの効いたエレガンスを演出する。
18Kイエローゴールドで統一し、ネックレスもチャームとチェーンをいくつも組み合わせ、存在感をアピール。こうした自由度こそ、ファッションの醍醐味のひとつ。センスある大人にふさわしい、日本が誇るジュエラーなのだ。

さり気なく輝くエメラルドが黒スタイルによく映える
同ブランドの特徴が、日本製にこだわり、職人がひとつひとつハンドメイドで手がけている点。そして、そのなかに潜む遊び心だ。今年の干支を示すダイヤモンド入りの蛇チャームや、トップにエメラルドとダイヤモンドを忍ばせたリング、人目を惹きつけるダブルフィンガーリングがまさに。
軽装になるこれからの季節、着こなしで魅せるよりも、ヒロタカの18Kジュエリーなら、ラグジュアリーな華やぎをもたらし、唯一無二をアピールできる。手軽にエッジを効かせるのに、この上ないだろう。

■連載「I Don’t WEAR Jewelry. I WEAR Art」とは……
時にファッションとして、時にシンボルとして、またはアートに……。ジュエリーを身につける理由は、実にさまざまだ。だが、そのどれもがアイデンティティの表明であり、身につけた日々は、つまり人生の足跡。そんな価値あるジュエリーを紹介する。