連載「I Don’t WEAR Jewelry. I WEAR Art」。第36回は、オンオフ問わずに格を上げる「ルイ ファグラン」。

ラフな装いにラグジュアリーなエッジを効かせる
ビッグメゾンのジュエリーも手がけていた老舗ブランドだが、高級素材だけではなく、普段使いのジュエリーを提供するとあって、その振り幅は広くプライスレンジも同様だ。ライフスタイルに寄り添いながらも、身につける人をハイクラスへと導く名品は、時代に左右されないのも魅力。ラフな装いにもマッチするのはそれが理由なのだ。
ペーパークリップをモチーフにしたチェーンネックレスやIDタグを模するギヨシェ彫りのペンダントトップは、控えめながらも24Kプレートがエレガントな光沢を放つ。「ボエーム」と名づけられたブレスレットは、同ブランドの顔とも言えるカフスを留め具に採用。他では味わえない存在感を漂わせてくれる。同型で素材違いやカラーバリエーションも豊富で、好みで選べるのも魅力的だ。

格のある男にとってジュエリーは身だしなみのひとつ
いいスーツや靴や鞄を揃えるのは、高貴な男ならもはや当たり前の嗜みと言えるだろう。周囲との差別化やさらなるラグジュアリーを求めるなら、ジュエリーに気を遣うのが最適解だ。そんな意味でも素材のオーダーが可能なルイ ファグランのジュエリーは、エグゼクティブにふさわしいと言える。
アイコニックなギヨシェ彫りを施したタイバーとバングルを合わせる統一感、そしてリングでさり気なくエッジを効かせる。嫌味にならないのは、ブランドの持つ歴史が生みだすエレガントな艶っぽさがあってこそ。24Kプレートのイエローゴールドを採用しているが、オーダーで自身にふさわしい一品を作るのも一興だ。

■連載「I Don’t WEAR Jewelry. I WEAR Art」とは……
時にファッションとして、時にシンボルとして、またはアートに……。ジュエリーを身につける理由は、実にさまざまだ。だが、そのどれもがアイデンティティの表明であり、身につけた日々は、つまり人生の足跡。そんな価値あるジュエリーを紹介する。