最上級=高価なもの、ではない。価格以上に価値のあるアイテムも最上級たり得る逸品といえる。それを使いこなせるかどうかが、違いのわかる男の分水嶺だ。今回はジョンロブと三陽山長のレザーシューズ紹介。【特集 最上級主義2024】
長く付き合うなら妥協は厳禁
エグゼクティブな男たちにとっては、レザーシューズはスニーカー以上になじみ深いもの。それゆえに各々のこだわるポイントも千差万別だろう。共通しているのはビジネスにしてもカジュアルにしても、“自身に合っているかどうか”だ。そこで、フォーマルシューズの定番であるストレートチップと、カジュアル履きにも使えるUチップを軸に、ふたつのブランドをピックアップ。
非常にソフトなレザーアッパーを使用することで快適さを格段にアップデートしたジョンロブと、日本人のための靴作りにこだわり続ける三陽山長。どちらも革靴好きを唸らせるブランドだが、ご紹介するモデルは同型でも佇まいは別物。
いずれにしても、それぞれに魅力があり、ともにラグジュアリーな履き姿を演出するのは間違いない。ソフトなレザーでも、自身の足型に合った一足でも、自分好みであることが最大のポイント。
長く付き合える究極の革靴を、この機会に新調してみては。
1.ジョンロブ|マッシブな佇まいとソフトな履き心地を両立
革靴は美しい足元を演出するルックスの一方で、そのハードさに疲労を感じる方も少なくないはず。そんなニーズに応えたのが、ぐにゃりと曲がるソフトレザーのアイテム。驚きの快適さに病みつき必至だ。
シボカーフの柔らかさと軽量のラバーソールが、カジュアルな履き姿と快適さを両立。とはいえ、重厚な革靴のムードはしっかり残している。スニーカー感覚で上品な履き姿を楽しめる好例といえる。
2.ジョンロブ|見た目からは想像できない、ぐにゃりなレザーに脱帽
高光沢のカーフレザーに、繊細なパーフォレーションが洗練された大人のスマートさをアピール。スーツに合うのは当然ながら、その柔らかな履き心地が、長い外回りでも疲労感を軽減してくれる。
3.三陽山長|渋い無骨感の一足は、トゥの光沢がポイント
日本人のためのモノ作りを続け、20年以上シューズアディクトに愛され続ける三陽山長。2023年にローンチした「極」シリーズは、文字どおり極上の履き姿、履き心地を味わえる。違いのわかる大人にこそふさわしい。
ほどよいボリューム感が渋い男のカジュアルに最適。一方で、ルーズ感はなくフィット感は抜群。カジュアルシューズのなかでも他とは一線を画す高級感も併せ持ち、オンオフ問わずに履きこなせる。
4.三陽山長|エレガンスを引き立てるシームレスなデザイン
シグネチャーモデル「友二郎」は、シャープなラストでありながら、フィットする履き心地が実に快適。シームレスヒールや艶鏡面仕上げのキャップトゥが、360度どこから見ても上品さを感じさせる。
この記事はGOETHE 2024年2月号「総力特集:最上級主義 2024」に掲載。▶︎▶︎購入はこちら ▶︎▶︎特集のみ購入(¥499)はこちら