人との交わりや華やかな場が増えるこの季節。鮮度の高い柄や装飾のレイヤーしだいで、洒落た印象は一気に加速し、好感度も上がる。大人の「盛り」テクニックを、いざ実践! スタイリスト・野口強による連載「The character of G」。
![冬の盛りコーデ8選](https://goetheweb.jp/uploads/2023/12/cg-15-1200x842.jpg)
1.エルメス/柄と仕立ての妙技で魅せるダブルチェックのコート
窓の格子に似ているためその名がついたウインドウペン柄のウール地に、さらにキルティングでチェックを重ねたピーコート。ダブルチェックでウイットを利かせたデザインもさることながら、凹凸のある立体感も見事。スポーティにも着こなせ、使い勝手も抜群。
![エルメスの冬コーデ](https://goetheweb.jp/uploads/2023/12/cg-15-1.jpg)
2.セリーヌ オム/タフなレザーライダーズをエレガントにアップデート
襟元からフロントにかけてビジューとスタッズをふんだんに配したレザーのシングルライダーズ。胸元の装飾は正礼装用シャツの襞(ひだ)飾りのようにも見えることから、ストリートなアイテムながらもエレガンスが匂い立つ逸品となっている。絶妙なミックス感とパワフルな存在感は、ため息もの。
![セリーヌ オムの冬コーデ](https://goetheweb.jp/uploads/2023/12/cg-15-2.jpg)
3.エルメス/職人技が冴えに冴えわたる巧みな切り替えテクニック
アイコニックなエクスリブリスプリントのカレを、卓越した切り替えのテクニックでハイゲージのウールニットに配したコンビネーションアイテム。モノトーンの配分、アシンメトリーなバランスともに、シックなムードにまとめあげているのもメゾンの持つ底力ゆえ。ストンと着るだけでサマになるイージーさも嬉しい。
![エルメスの冬コーデ](https://goetheweb.jp/uploads/2023/12/cg-15-3.jpg)
4.エトロ/大きさの異なるチェックが小気味いいメリハリを添えて
ミッドセンチュリーライクな配色のチェックを、大小のピッチでコートとパンツでスタイリング。トーンが同じであれば、このような大胆な組み合わせも成功率が高い。足元のサボも抜け感を加える名脇役に。
![エトロの冬コーデ](https://goetheweb.jp/uploads/2023/12/cg-15-4.jpg)
5.セリーヌ オム/心躍る華やかなシーンにラインストーンの煌めきを
端正に仕立てたセットアップは、極小のラインストーンをピンストライプ上に配することでグラマラスな表情に。スカーフをきゅっと結び、しなやかな色気を添えてもクール。
![セリーヌ オムの冬コーデ](https://goetheweb.jp/uploads/2023/12/cg-15-5.jpg)
6.ルイ・ヴィトン/高感度なブレンディングのコラージュ柄をフルアイテムで
ブランドロゴやイニシャルが見え隠れする同人誌風のコラージュプリントアイテムを、プレスプリング コレクションからピックアップ。抑えたカラートーンと上質な素材からなるルックスは、ワンポイントよりもフルコーディネイトのほうが着映えは確実。
![ルイ・ヴィトンの冬コーデ](https://goetheweb.jp/uploads/2023/12/cg-15-6.jpg)
7.ジョルジオ アルマーニ/艶やかなアニマルプリントが精悍なスポーティさを加味
ふわりと柔らかく身体を包みこむエコファー仕立てのロングコートは、エレガントなレオパード柄。滑らかな裏地が快適なうえ、フードつきのスタンドカラーが暖かさを逃さないのも秀逸。
![ジョルジオ アルマーニの冬コーデ](https://goetheweb.jp/uploads/2023/12/cg-15-7.jpg)
8.ドリス ヴァン ノッテン/刺繍の眉目秀麗な曲線がアーティスティックに輝く
リラックスフィットのグレーウールのピーコートは、ゴールドやガンメタ、シルバーのスタッズやチェーンで、アーティスティックな曲線を描きだした1着。袖や背中にまで配された美細なエンブロイダリーが知的なムードを誘い、周囲からの視線も格段に集中しそうだ。
![ドリス ヴァン ノッテンの冬コーデ](https://goetheweb.jp/uploads/2023/12/cg-15-8.jpg)