アークテリクス国内最大規模の旗艦店が大阪・心斎橋に誕生

2023年9月22日、大阪・心斎橋に「アークテリクス 大阪 心斎橋ブランドストア」がオープン。ブランドとして世界初のカフェスペースを併設した、国内最大規模のフラッグシップストアだ。

ブランドの世界観を五感で体感

高機能なアウトドア製品を取り扱うカナダ・バンクーバー発のブランド、アークテリクス。その国内15店舗目のブランドストアとして大阪・心斎橋に誕生した「アークテリクス 大阪 心斎橋ブランドストア」は、地上3フロア、売場面積は537平方メートルで、同ブランドのストアとして国内最大規模を誇る。

1階はウィメンズアイテムとバックパック、2階はメンズアイテムとハイエンドライン「VEILANCE」を取り揃え、3階はブランドとして世界初の常設カフェ「BETA CAFE」およびブランドのサステナビリティプログラムのひとつである「ReBIRD™ カウンター」を併設する。

「BETA CAFE」では、カナダの伝統的なスイーツをはじめとするフードメニューや、オリジナルブレンドコーヒーなど、ここでしか味わえないスペシャルメニューを提供。五感を通してブランドの世界観を堪能できる。

「ReBIRD™ カウンター」では、製品のケアや修理に関する疑問や相談に対して専門スタッフが対応。このカウンターが設置されるのは「東京 丸の内ブランドストア」に続く国内2店舗目、世界では8店舗目となる。

日本への出店を強化する背景とは

アークテリクスは近年、日本への出店を積極的に進めている。2022年には東京・丸の内を含め4つのブランドストアをオープンし、2023年9月にはここ大阪・心斎橋のブランドストアのほか、東京・銀座にGINZA SIX店をオープン。10月には福岡・天神に九州エリア初の路面店をオープンする予定だ。

なぜ、アークテリクスは日本市場に注力するのか。本国カナダでチーフ・コマーシャル・オフィサーを務めるディレイニー・シュバイツァーによると、ブランドにとって日本は極めて重要な存在であり、将来的なマーケットにも可能性を感じるという。

「日本の消費者はアウトドアと密接に関わっており、都市と自然の距離感が近い。その点は私たちの拠点であるバンクーバーと共通しているところがあると思います。また、モノへのこだわりが強く、良し悪しを判断する基準値が高い。私たちとしても学ぶところは多く、マーケット的にもまだまだ伸びしろがあると考えています」

ファッションシーンでも人気のアークテリクスだが、その真髄はアウトドアのフィールドで培われた優れた機能性にある。ぜひ店舗へ足を運び、ブランドの世界観を体感してほしい。