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2023.08.07

ラーメン沼にハマった秋元康が薦める、絶品ラーメン5選

美食を追求する秋元康小山薫堂中田英寿見城徹が選ぶ、最強のレストランガイド「ゲーテイスト2023」。より感動的な1杯を目指して。猛者揃いのラーメン界で、秋元さんが刮目するのは――。

秋元康推薦のラーメン5選

ラーメンへの目覚めが食の新たな悦びに

食への好奇心は尽きることなく「まず食べてみることからすべてが始まる」のがモットー。その秋元さんが長い間ラーメンの世界に足を踏み入れることを躊躇(ためら)っていたというのは、やや意外な話かもしれない。

「中華料理の〆や居酒屋のメニューで見つけたら必ず注文するほどのラーメン好き。だから、ラーメン専門店への興味はすごくあったのだけれど、元来の食いしん坊気質もあって、1杯でお腹が満たされるのが悔しいような気がしていたんです」

その思いが一変したのが湯河原のキング・オブ・ラーメンこと『飯田商店』との出合いだった。

「最初は西山(知義)が連れて行ってくれたんです。僕のなかで、西山のお薦めにハズレなしという鉄則があって(笑)。食の面でも猛烈に信頼をしているので、うかがってみたらすさまじい衝撃を受けました。こんな醤油ラーメンがこの世に存在したのか、と。鶏と豚のスープの余韻が帰りの新幹線にのっている間もずっと続いていて、心の底から感動しました」

かくしてラーメンに目覚めた秋元さんはアクションを起こす。

「YouTubeを見ていて、ずっとファンだった(SUSURU TV.)のSUSURUくんに連絡をして、美味しいラーメンを教えてくださいとお願いしました。今のラーメン界を知る“近道”を教えてほしいと。それで、晴れてSUSURUくんの門下生になったんです(笑)」

YouTubeでの“共演”に視聴者からは驚きの声が上がり、秋元さんが登場した回は大反響。

「東京で一番美味しい油そばが知りたいとか、味噌ラーメンならどこがお薦め? とか事前にヒアリングして。餅は餅屋というけれど、美味しいものを食べるなら、時にはその道のプロを頼って近道を教えてもらうのもとても勉強になると思うんです。それで、僕はますますラーメンが大好きになって、今は自分で“ずるずるくん”と名乗って、自主練にも積極的に励んでいます(笑)」

江戸川橋の『三ん寅』や荻窪の『味噌っ子 ふっく』で味噌ラーメンの深みにハマり、祐天寺の『Ramen Break Beats』で醤油ラーメンの新しい可能性を見いだし、桜上水の『あぶら〜亭』で油そばの虜に。

「総合芸術のような素晴らしいラーメンの世界を知り、後戻りできそうにありません(笑)」

1. らぁ麺 飯田商店|圧倒的なインパクトでラーメン界の王に君臨

オープンから13年経つ今も進化を続ける“キング・オブ・ラーメン”の真価を知るならまず「しょうゆらぁ麺」(¥1,600)を。「透明感と分厚い旨みを併せ持つスープ、北海道のはるゆたかなど5~6種の小麦の配合を日によって変えるという麺のハーモニーは息を飲む素晴らしさ」(秋元)。

「らぁ麺 飯田商店」のしょうゆらぁ麺
しょうゆらぁ麺(¥1,600)。
「らぁ麺 飯田商店」のつけ麺(塩)
つけ麺(塩)¥2,000。厚みを変えた2種の“白麺”と石臼で挽く“黒麺”を昆布出汁と鶏のつけダレで。
「らぁ麺 飯田商店」の店主
店主の飯田将太さん。

らぁ麺 飯田商店/Iidashouten
予約はOMAKASEにて毎週火曜の正午に受付け。

住所:神奈川県足柄下郡湯河原町土肥2-12-14
TEL:0465-62-4147
営業時間:11:00~15:00
定休日:火・水曜
座席数:17席

2. 三ん寅|濃厚でどこか懐かしいスープがヤミツキに!

札幌味噌ラーメンの代表格として知られる『すみれ』で統轄店長も務めた店主が作る「味噌ラーメン」(¥900)を求める人で連日大行列。「3種の味噌を使ったパンチのある味でびっくりするほど旨い! 煮玉子も最高です」(秋元)。

「三ん寅」の味噌ラーメン
味噌ラーメン(¥900)。
「三ん寅」の店主
菅原章之さん。27歳で札幌『すみれ』に入店。2019年に現店舗をオープン。

三ん寅/Santora
もやしは+¥50、煮玉子は+¥150。

住所:東京都新宿区山吹町362 プレステージ362
TEL:03-6265-3989
営業時間:11:00~15:00、17:30~20:00
定休日:不定休
座席数:15席

3. Ramen Break Beats|多彩な経験を生かしたラーメンで大ブレイク!

コンソメの技法をスープに用いるなど、さまざまな料理ジャンルを経験した店主の技とセンスが光る「特上醤油ラーメン」(¥1,800)。「ラーメンの概念を超越したラーメン。エッジのきいた醤油スープ、手作りワンタンも絶品!」(秋元)。

「Ramen Break Beats」の特上醤油ラーメン
特上醤油ラーメン(¥1,800)。
「Ramen Break Beats」の店主
独学で開業した柳瀬拓郎さん。和食やフレンチで腕を磨いた経験も。

Ramen Break Beats/ラーメン ブレイク ビーツ
2号店の新宿御苑『Ramen Afro Beats』も人気。

住所:東京都目黒区目黒4-21-19 
TEL:非公開
営業時間:11:00~15:30
定休日:不定休。Twitterなどで告知
座席数:7席

4. 味噌っ子 ふっく|中華鍋で仕上げるコク旨味噌スープに夢中

中華鍋で香ばしさを引きだした味噌と鶏ガラスープ、豚骨、豆乳のバランスに唸る「味玉味噌らーめん」(¥1,100)。「炒めたもやしがシャキシャキで味噌の風味もとてもマイルド。毎日でも食べたいと思える飽きのこない美味しさ」(秋元)。

「味噌っ子 ふっく」の味玉味噌らーめん
味玉味噌らーめん」(¥1,100)。
「味噌っ子 ふっく」の店主
福重公太さんは野方『味噌麺処 花道』で修業を積んだのち、2018年に独立。

味噌っ子 ふっく/Misokko Hook
住所:東京都杉並区上荻2-40-11
TEL:03-6913-6649
営業時間:11:00~15:00、18:00~21:00(土・日曜・祝日の夜17:00~)
定休日:火曜
座席数:8席

5. あぶら~亭 桜上水店|岡山の油そばをルーツに持つヘルシーな味わい

油の使用量は普通の醤油ラーメンの約25%。ネーミングからは想像できないほどヘルシーな「あぶら~麺」(¥800)は「麺がもっちりしていて見た目よりあっさり。揚げにんにくがアクセントを添えていてリピーターが多いのも納得」(秋元)。

「あぶら~亭 桜上水店」のあぶら~麺
あぶら~麺(¥800)。
「あぶら~亭 桜上水店」の店主
スタッフの大塚信一さん。「あぶら~麺と半カレーセットもお薦めです」

あぶら~亭 桜上水店/Aburatei Sakurajosuiten
鉄鍋餃子もイチオシ。

住所:東京都杉並区下高井戸1-22-9
TEL:03-3302-2266
営業時間:11:00~翌2:30(食材がなくなり次第、終了)
定休日:火曜
座席数:28席

【特集 ゲーテイスト2023】

この記事はGOETHE2023年8月号「総力特集:号泣レストラン」に掲載。▶︎▶︎購入はこちら

TEXT=小寺慶子

PHOTOGRAPH=上田佳代子、太田隆生

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