人は快適さ、心地よさをひとたび味わってしまうと、その快楽から逃れられないものだ。その飽くなき快楽への欲求に応えるべく、服の技術は日進月歩で進化を続けている。仕事でもドレスコードの緩和も相まっているなかで、近年ジャケット選びの基準となるのが“軽さ”だ。そこで大人の男にふさわしい4つの“軽”ジャケットをセレクト。旬の着こなしと共にお届けする。
軽カラージャケットはワントーンでミニマルに
トレンドのカラージャケットは、淡めのニュアンスカラーを選べば軽やかで現代的な雰囲気を演出できる。さらにジャケットと色調を合わせたワントーンコーディネイトで、ミニマルな軽快感を醸しだせば完璧だ。
こなれた表情で着やすい新鮮カラーにトライ
高貴なエレガンス漂うパープルジャケット。洗いをかけたデラベリネンのナチュラルな風合いやメランジ調の表情、裏地を排した一枚仕立てによるやわらかな佇まいにより、気負わず着やすい。ペールピンクのリネンシャツとライトグレーのパンツによる、ワントーングラデーションが美しい。
軽快ながら知的さ漂うカラーリングの妙に脱帽
鮮やかな色使いが得意なエトロ。新作ジャケットはターコイズにネイビーの糸をミックスし、深みのあるシックな色調を表現。ざっくりと軽やかに織ったウールナイロンシルクの表情も相まって、知的で落ち着いた1着に。
軽やかモダンに進化したジャケットの未来
繊細な軽やかさを感じさせる、ライラックカラーのリネン混ジャケット。モダンな雰囲気を醸すピークトラペルにはペンやサングラスを挿せる細いポケット、左袖口にはイヤーポッドなどの収納に便利なフラップポケットが設けられており、現代のライフスタイルのなかで便利に機能するディテールが散りばめられている。
彼の地のエレガンスを軽快な色と着心地で表現
イタリアの景勝地「アマルフィ」と名付けたジャケットは、軽快なエレガンス漂うピンクベージュのカシミアシルク製。シャツに近い袖付けでソフトな佇まいだが、ピークトラペルの凛々しさで引き締めた、好バランスな1着だ。